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ラオス

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ラオス

静かなる仏教国。東南アジアの内陸部に位置するラオスは、悠久の大河メコンやそこに流れ込む支流、連なる山々といった豊かな自然に恵まれた国です。人々は古くから仏教に深く帰依し、きらびやかな寺院に日々の祈りを捧げ、僧侶による毎朝の托鉢にも喜捨を欠かしません。経済的に見れば決して裕福な国ではありませんが、心豊かに暮らすラオスの人々と触れ合うとき、私たちの心もまた静かに癒されていくのを感じることでしょう。そんなラオスの旅は、首都ビエンチャンと古都ルアンパバーンがハイライトとなります。

国の概要

1.国名
ラオス人民民主共和国/LAO PEOPLE'S DEMOCRATIC REPUBLIC
2.位置
北緯14度~22.5度、東経100度~107度
3.面積
23万6800平方キロメートル
4.人口
約644万人(ASEAN-日本統計ポケットブック2011)
5.人種と民族
低地ラオ族が70パーセントを占め、ほか70近くのさまざまな民族から構成されています。
6.政体
人民民主共和制
7.首都
ビエンチャン
8.宗教
仏教徒が90パーセント以上を占めています。
9.言語
公用語はラオ語。都市部などの観光客の多いエリアでは英語が通じることもあります。
10.歴史
およそ4万年前の石器が発見され、先史時代から人類が暮らしていたことが明らかになったラオス。その後、モンゴル周辺で発祥したラオ族が南下し、「ムアン」と呼ばれる都市国家が形成され、各地に点在する状態が続きました。1353年、現在のラオスの基礎となる初の統一国家ランサーン王国が、ルアンパバーンを都に建国されます。1551年に王位を継承したセタティラート王の時代には、タイ北東部やカンボジア北部にまで領土を拡大するなど全盛を極め、都がビエンチャンに移されました。17世紀に入ると西欧との交易が始まり、ビエンチャンは東南アジアでもっとも荘厳な町と評されるまでに繁栄します。しかし、18世紀になると王位を巡る争いからビエンチャン、ルアンパバーン、チャンパーサックの3国に分裂。タイやカンボジアの影響下で混乱が続き、やがてタイの支配下に置かれます。こうした隣国勢力への対抗のため、ラオスの王族は当時周辺に進出しつつあったフランスと手を結び、1893年にはフランス領インドネシア連邦に編入されました。この時代にラオ族からとったラオスの名で呼ばれるようになります。第2次世界大戦時に日本軍の侵攻を受けた後、1949年にフランス連合内でラオス王国として独立、1953年にフランス・ラオス条約により完全独立を果たしました。その後内戦が繰り返されましたが、1973年に終結を迎え、1975年には王政を廃してラオス人民民主共和国が成立しました。
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