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フエ

フエ

旅のヒント

旅のヒント フエ

10世紀頃から栄え、1802年にグエン朝の首都となったベトナム中部のフエ。ベトナム戦争では激戦の地となりましたが、現在は数々の遺跡が残る世界遺産の町として知られています。フォン川を中心に東側が新市街、西側が旧市街となり、観光の拠点となるのは高級ホテルやレストランが集まる新市街です。移動にはタクシーなどを利用するといいでしょう。時間があれば、郊外に点在する歴代皇帝の廟に足を延ばしてみましょう。夜は宮廷料理も楽しみです。

グエン朝王宮

グエン朝王宮

1802~1945年の143年間・13代にわたって栄えたグエン朝の皇帝の居城。19世紀に建造され、現在はベトナムを代表する歴史的な観光地となっています。見ものは、北京の紫禁城を模して造られ、皇帝の即位式が行われた太和殿や、美しい彫刻を施した午門など。荘厳な建築群に加えて、苔むした石塔やところどころに広がる草地が時の流れや戦禍を感じさせ、栄枯盛衰の趣を漂わせています。午門の楼閣から眺められる王宮の全容も必見です。

フエ王宮美術館

フエ王宮美術館

グエン朝王宮に隣り合うこの美術館には、皇帝一族が愛用した調度品や日用品を展示。金をあしらった玉座や螺鈿細工が施されたテーブルセット、御輿など、豪華な宝物の数々に眼を見張ります。展示室の中央にある中空の龍の玉は、王家のシンボルです。

トゥア・ティエン・フエ省博物館

フエ王宮美術館に隣接する、2棟に分かれた博物館。1966年2月のテト攻勢の際に繰り広げられたフエ攻防戦に関する写真や資料がある建物と、フエ省で発掘された陶器などを展示する棟とがあります。前者はベトナム戦争の悲惨さを今に伝えていて、屋外では米軍のミサイルや戦車、ロシア製の戦闘機なども見ることができます。

クォックホック

クォックホック

短期間ながらホーチミンも通ったという、100年以上の歴史を誇る名門高校。これまでに数多くの優秀な人材を育成してきたことで知られています。開校当初は男子校でしたが、現在は男女共学です。通常の学校生活が行われているため、外観のみ見学することができます。

バオ・クォック寺

バオ・クォック寺

新市街のフエ駅にほど近い場所にある、17世紀中頃に創建された仏教寺院。1824年にミン・マン帝により国家的寺院として承認を受け、大規模な改修工事が行われました。学舎が設けられていることもあって現在も多くの僧が修行を積む光景を見ることができ、得度前の前髪を残したかわいらしい修行僧を見かけることもあります。

聖マリア救済教会

聖マリア救済教会

新市街の繁華街にあるカトリック教会。最大の見どころは、ヨーロッパの大聖堂様式とベトナムの伝統的な建築様式が融合した、世界的にも珍しい建物です。西洋的なフォルムながら、細部を見ると東洋的な装飾が施されていて、その斬新な意匠に目を奪われるでしょう。

ティエン・ムー寺

ティエン・ムー寺

新・旧市街から西方へ少し離れた場所にある仏教寺院。1960年代に反政府運動の拠点となったことで知られ、1963年に南ベトナム政府の仏教弾圧に抗議をして焼身自殺を図ったクアン・ドゥック僧はこの寺の僧侶でした。今でも多くの参拝者が訪れています。

トゥ・ドゥック帝廟

トゥ・ドゥック帝廟

釣りと酒と詩を愛する風流な皇帝であったグエン朝4代皇帝、トゥ・ドゥック帝が眠る霊廟。廟は生前に建てられ、別荘として利用されていました。中庭には池が配され、皇帝が釣りを愛したことを示すかのように、畔には釣殿を見ることができます。

カイ・ディン帝廟

カイ・ディン帝廟

チャウ山の中腹にあるグエン朝12代皇帝の廟。石段を登った上に、11年の歳月をかけて完成したという拝殿が設けられています。廟の内側の壁には陶磁器やガラスを使った色鮮やかなモザイクで飾られています。

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