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ハノイ

ハノイ

旅のヒント

旅のヒント ハノイ

7世紀頃よりベトナムの中心地として栄えた首都ハノイ。ベトナム政治の中心地であると同時に、近年の経済発展を象徴する近代的な高層ビルの建設が相次いでいます。李朝時代や19世紀のフランス租借地時代の建物が混在し、歴史香る古都らしい風情も漂わせています。中心となるのはホアン・キエム湖で、北側には活気あふれる旧市街が広がり、南側にはしゃれたレストランやギャラリーが集まっています。タイ湖周辺には多くの見どころがあります。

ハノイ旧市街

ハノイ旧市街

1009年に李太祖が李朝を樹立し、その翌年に遷都が行われて王都となったハノイ。以後、1802年にグエン朝がフエに都を移すまで繁栄を極めました。当時、通りごとに同じ職種の職人が集められ、その通りが36あったことから、旧市街は「ハノイ36通り」と呼ばれています。現在もさまざまな職人や商人の工房やショップが軒を連ねていて、ベトナムらしい民芸品や工芸品を買うことができます。ベトナム戦争の戦火を免れたことから、古都の風情が残されています。

大劇場

大劇場

フランス租借地時代に建てられた代表的な建築物が、「ハノイのオペラ座」と呼ばれる大劇場。1911年にパリのオペラ座を模して建てられた優雅で風格ある姿は、ハノイ市内でもひときわ異彩を放っています。夜のライトアップされた姿も見ごたえがあるでしょう。一般の旅行者は内部を見学することはできませんが、公演のある日にチケットを購入すれば入場可能です。

歴史博物館

歴史博物館

ベトナムの4000年に及ぶ歴史を集めたミュージアム。ホアン・キエム湖の南東側にあります。展示物のスタートは先史時代で、ドンソン文明時代の青銅器、安南焼の陶磁器などベトナム史を語る上での貴重な史料が続き、現代に至る変遷を一堂に見ることができます。

ベトナム女性博物館

勤勉で忍耐強いといわれ、たくましく生きるベトナムの女性たち。古くから手工芸の分野で見事な才能を発揮してきましたが、この博物館ではこうした女性たちの活躍ぶりを人形や模型を使って紹介しています。ベトナム戦争時には武器を手にして戦ったという悲しい歴史を見ることもできます。

ゴックソン寺

ゴックソン寺

ホアン・キエム湖の北側に浮かぶ、風情ある祠。学問の神や武神、13世紀に元の侵攻を撃退した武将チャン・フン・ダオなどが祀られています。ちなみにホアン・キエム湖は「剣を返した湖」という意味。明の支配を受けていた1418年、後にベトナム黎朝の皇帝となるレ・ロイが反乱を起こし、湖の大亀から授かった宝剣で明軍を撃退。戦が終わると、宝剣を湖へ返したという話が伝わっています。

ホーチミン廟

ホーチミン廟

現代ベトナム建国の父であり、「ホーおじさん」の名で国民から慕われているホーチミン主席の霊廟がこちら。ガラスケースに遺体が安置されていて、偉人の姿を見ることができます。ただし、警備はものものしく、バッグやカメラの持ち込みは禁止されています。周辺にはホーチミン博物館やホーチミンの旧居など、氏をしのぶスポットがあります。

一柱寺

一柱寺

1本の石柱で支えられている仏堂があることから、この名で呼ばれています。李朝の王リ・タイ・トンが悲母観音の夢を見た後に世継ぎを授かり、感謝の気持ちで建立したと伝えられています。池に浮かぶような造りの仏堂は、ハスの花をモチーフにした、優雅な建築物です。

美術博物館

美術博物館

1階には仏教美術、2階には絵画や彫刻などの近代アート、3階には少数民族の衣装や工芸品を展示。かつてフランス政府の諜報機関がおかれた建物に、ベトナムの美と工芸が一堂に集められています。仏教美術やドンソン時代の青銅器、チャンパ王国の砂岩彫刻が見ものです。

文廟

文廟

李朝時代の1070年に建てられた孔子廟で、多くの優秀な官吏を育成したベトナム初の大学が造られました。15世紀後半から18世紀後半には官吏登用試験の科挙が行われ、1306人の合格者名が石碑に刻まれています。

軍事博物館

軍事博物館

ベトナムの戦争の歴史や悲惨さを伝え、平和への願いなどを込めた博物館。第一次インドシナ戦争でフランス軍を撤退に追い込む大きな転機となったディエン・ビエン・フーの激戦の模様や、ベトナム戦争終結をもたらした1975年のサイゴン解放の戦いなどが再現されています。ベトナムが受けた苦難の歴史と臨場感ある演出に、戦争の悲惨さが伝わってくるでしょう。屋外には旧ソ連製や中国製、アメリカ製などの兵器が置かれています。

ホアロー収容所

ホアロー収容所

フランスによって造られた19世紀の監獄です。ベトナム戦争の際はアメリカ軍の捕虜を収容。そのためアメリカ軍兵士の間では「ハノイ・ヒルトン」と呼ばれていました。収容所だった様子がリアルに再現されています。

クァン・タィン寺

クァン・タィン寺

紀元前3世紀頃、王の城塞建設を助け、都に出没する悪霊を退治したという伝説の武神「玄天上帝」。この上帝を祀った道教寺院がタイ湖の湖畔にあります。高さ4メートル、重さ4トンにもなるという上帝の銅像は、ベトナム最大の銅像。ヘビとカメを従えています。

COLUMN タンロン水上人形劇場で伝統芸能を鑑賞

COLUMN タンロン水上人形劇場で伝統芸能を鑑賞

ベトナムを代表する伝統芸能のひとつで、北部の農村部の祭から広まったという水上人形劇。ホアン・キエム湖畔の「タンロン水上人形劇場」では、1000年の歴史を持つ人形劇を毎日見ることができます。この人形劇は、人形師が操る人形が水上を動き回るもので、セリフはありませんが、コミカルな動きに国籍を超えて誰でも楽しめるもの。農村での生活や民話を題材にした17の短編が演じられます。

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