特産品・おみやげ
フィリピンの特産品というとマンゴーやパイナップルなどの果物などがまずイメージされますが、現地では繊細な手工芸品が島々の伝統文化として息づいています。特徴としては、天然の素材をていねいに加工し、美しい装飾を加えたものが多いこと。特に女性は必見といえるでしょう。以下が代表例ですが、これ以外にもバギオのシルバー製品、少数民族による手織り布やバンブー製品など、地域ごとにさまざまな特産品があります。
- 1.ピーニャ
- パイナップルの葉から繊維を取り出し、糸をつむいで手織りしていくという、気の遠くなるような長い工程を経て作られる伝統的な布のこと。繊細で豪華な刺繍を施して美しく仕上げます。フィリピンではクイーン・オブ・ファブリックと称され、シルクより高価なものとして正装用の衣類や結婚式のガウンなどに重用されてきました。スカーフなどの小物はおみやげにも最適でしょう。バナナの繊維で織られる「フーシ」もあります。
- 2.セブ島の雑貨
- セブ島を中心に、ココシェル(ココナッツの殻)や竹などの天然素材を使用したバッグ類なども多数作られています。ナチュラルな色合いはリゾートファッションによく合うでしょう。細やかな手仕事が生きています。
- 3.その他の布製品
- フィリピンを代表する布として挙げられるのがアバカを使ったもの。アバカはバショウ科の植物で、丈夫な繊維がとれるためフィリピン各地で生産されてきました。分類上は麻ではありませんが、日本ではマニラ麻の名でも知られています。コットン製品も豊富で、これらを使ったエスニック雑貨は日本でも普段使い用におしゃれに使えるでしょう。
- 4.貝製品
- 島々からなるフィリピンでは貝の種類も大変に豊富で、古くから装飾品としての加工技術も発達してきました。カジュアルなものから、ジュエリーのように繊細な輝きを放つカピスシェルのものまで、日本ではちょっと手に入らないアクセサリーとしてチェックしてみてください。



