特産品・おみやげ
ミャンマーらしいショッピングアイテムを探すなら、やはり伝統工芸品がおすすめです。いずれもミャンマーの長い歴史とともに歩んできたもので、自然素材に丹念な手仕事を施した品々はナチュラルな雰囲気が特徴です。南国らしいカラフルなものも多いですが、あくまでも派手すぎず、また繊細な意匠も日本人の好みに合うので、想像以上にショッピングが楽しめるはずです。代表的なアイテムは以下のとおりです。
- 1.漆工芸
- ミャンマーの漆工芸は、パガン朝時代には既に盛んだったとされる伝統あるもの。日用品から宗教的な装飾品まで用途や製法によっていくつもの種類が生まれてきました。通常、木地を加工後に最低でも3度漆をかけてから色漆で絵付けを施します。ヤンゴンやマンダレーなど各地で入手できます。
- 2.銀細工
- ユァータウン村やザガインなどのほか各地で銀細工が作られています。現在もすべて手作業で行われていて、繊細な美しさからアクセサリー類などは小さなおみやげにも最適です。
- 3.絹織物
- 手先の器用なミャンマー人は繊細な図柄を得意としていて、古くから衣装や宗教的な装飾などに使われてきました。インテリア用に購入したり、小物やロンジーなどの製品で買うこともできます。各地にある絹織物工房は、ツアーなどでも訪問する人気スポットになっています。
- 4.ロンジー
- ミャンマーの伝統的な巻きスカートで、男性も女性も着用しています。筒状になっていて、体を通したら男性は前、女性は横で余った布を締めて固定させます。大都市の若者の間ではジーンズなどをはく層も増えていますが、全体的にはまだまだ現役。これをはいていればミャンマー国内ならどこへ出ても恥ずかしくないという便利なスカートです。サイズがあまり関係ないためおみやげにもいいでしょう。地方によって図柄はさまざまで、綿や絹のものなどがあります。
- 5.タナカ
- ミャンマーでは顔に白っぽい粉を塗っている人をよく見かけますが、これがタナカ。タナカという木の丸木をすりおろして作る粉で、日焼け止めや塗った際の清涼感からおもに子供を中心に使われています。丸木状態のもの、粉末になったものなど、どこの市場でも売られています。ミャンマーを旅行するとつい欲しくなるアイテムです。
- 6.シャンバッグ
- 日本のアジア雑貨店などでもよく見かけるようになったミャンマー伝統の布製カバン。単純な構造ながら丈夫で使いやすく、ナチュラルなカラーが中心なので普段使いに適しています。ヤンゴンの市場などでたくさん売られています。



