その他のエリア
旅のヒント

バンダルスリブガワンを起点に、ブルネイのその他のエリアに足を伸ばしてみるのもおすすめです。代表的なのが石油産業の街であるセリアやクアラブライト、メリンバン・ヘリテージ公園のあるトゥトン県など。小さな国なので、いずれもバンダルスリブガワンからは車で約1時間ほどで行くことができます。タクシーなどを使うか、現地発着のツアーに申し込んで訪れましょう。
セリア

1929年にブルネイで初めて石油が発掘された記念すべき地。1932年にはブルネイ初の商業用発掘が始まり、現在もセリア全域で石油の採掘、精製が行われています。広大な平地に精製プラントや採掘のためのドンキーが建ち並ぶ風景は産油国ならではのもので、強い印象を残すでしょう。市内では、日曜の午前に青空市を開催。野菜や果物、家畜などがずらりと並ぶ光景に、普段着のブルネイとその活気を感じることができます。
クアラブライト

1960年代から本格的に稼動した、ブルネイ最西端の石油と天然ガスの生産地。ブライト川の河口に開けた町で、沖合にいくつもの油田が点在しています。町自体は小ぢんまりとしていて、観光スポットは日曜午前の青空市やシルバー・ジュビリー公園など。アクティブ派にはブライト川のリバーサファリがおすすめです。ロングボートに乗って、うっそうとした熱帯雨林を探検家気分で進みながら少数民族の村や滝、温泉を巡る数時間のツアーが催行されています。
トゥトン
バンダルスリブガワンから50キロメートルほど南西にあるトゥトン県。中心となるトゥトンは人口3万人ほどの小さな町ですが、アセアン・ヘリテージ・パークに登録されているS字型をしたブルネイ最大の湖があることでも知られています。注目は、この地方に住む少数民族イバン族の暮らし。特に伝統的な家「ロングハウス」はぜひ見ておきたいものです。熱帯雨林でのミニトレッキングを含めた1日ツアーがバンダルスリブガワンより催行されています。
COLUMN ブルネイの豊かな自然をツアーで満喫!

国土のおよそ8割に手つかずの大自然が広がるブルネイ。国内には無数のネイチャースポットが点在していて、バンダルスリブガワンからは各種のツアーが催行されています。手軽に楽しめるのが、ブルネイ川などでのリバーサファリ。水上タクシーを利用してマングローブのジャングルを探訪すれば、色鮮やかな植物や鳥、昆虫などとの出会いが楽しめるでしょう。周辺の生息地へ野生のテングザルを見に行くツアーも、比較的短時間で行けるので人気を博しています。変わりどころでは、ブルネイ最北端のムアラ湾からボートで約1時間の無人島へ行くツアーも。南シナ海に浮かぶ小さな島は、まさに手付かずの自然の宝庫。シュノーケリングや釣りなど、自分だけの島時間を楽しんでみてはいかがでしょう。詳細は現地のホテルや観光案内所などのインフォメーションで。確実に予約するなら、出発前にインターネット等で現地の旅行会社に申し込んでおくことも可能です。