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観光ガイド

インドネシア

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インドネシア

赤道を中心とした東西5000キロメートルのエリアに、1万7500もの島々が点在するインドネシア。面積、人口ともに東南アジアにおいて最大規模を誇る国です。それだけに美しい自然と多様な文化が息づいていて、多彩な旅の楽しみ方があるのが大きな魅力といえるでしょう。そんなインドネシアにあって、ビーチリゾート、独自に発展した文化、豊かな自然、芸術などさまざまな楽しみが詰まったバリ島は人気No.1の訪問地。東南アジア屈指のリゾートアイランドです。

国の概要

1.国名
インドネシア共和国/REPUBLIC OF INDONESIA
2.位置
北緯6~南緯11度、東経95度~141度
3.面積
190万4569平方キロメートル
4.人口
約2億3764万人(ASEAN-日本統計ポケットブック2011)
5.民族
ジャワ人45パーセント、スンダ人14パーセントなどが中心ですが、70あまりもの民族で構成されています。
6.政体
共和制
7.首都
ジャカルタ
8.宗教
イスラム教徒が90パーセント近くを占めている世界最大のイスラム教国です。その他はキリスト教、ヒンドゥー教、仏教など。
9.言語
公用語はインドネシア語。観光客が多い場所では英語も比較的通じます。
10.歴史
首都ジャカルタがあるジャワ島は、19世紀にジャワ原人(ホモ・エレクトス・エレクトス)の化石が発見されたことでも知られています。この地では、80万~100万年前には人類の祖先が暮らしていたと考えられています。その後、紀元前3世紀頃にはベトナムや中国南部、インドなどから多数の民族が移住。5~7世紀頃になると、ヒンドゥー教や仏教の影響を受けた独自の文化が発展し、各地に大小さまざまな王国が誕生しました。13世紀になるとイスラム教が伝播し急速に普及。大航海時代にはヨーロッパ各国の船が次々と来航し、1602年になるとオランダ東インド会社による支配を受けることになり、以後、第二次世界大戦の日本軍侵攻までおよそ300年間続きました。終戦後はイギリス、オランダとの独立戦争を経て、1950年に独立を果たしています。
全土の地図
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旅の基本情報

1.通貨
単位はRp.(ルピア)。紙幣はRp.1000、5000、1万、2万、5万、10万の6種類。硬貨はRp.100、200、500の3種類があります。
2.両替
国際空港はもちろん、都市部やおもな観光地には両替所や銀行があり、日本円からルピアへ両替することができます。両替レートは悪くなりますが、ホテルでも可能です。
3.チップ
もともとチップの習慣はありませんでしたが、旅行者の多いバリ島などの高級ホテルやレストランでは支払うのが一般化してきています。ホテルでポーターに荷物を運んでもらった場合はRp.5000程度、サービス料を含まないレストランでは料金の5~10パーセントほどが相場です。
4.電話
  • 国内電話
    市街やホテルロビーなどにある公衆電話でかけることができます。コイン式のほか、テレフォンカード式も普及しています。
  • 国際電話
    ホテルの客室内の電話や公衆電話からかけることができます。直通のほか、日本語オペレーターを通して相手の電話番号につなぐ方法もあります。
    直通電話のかけ方:国際電話識別番号00+日本の国番号81+市外局番の最初の0を取った番号+先方の電話番号
  • 日本からインドネシアへ
    インドネシアの国番号は62です。
    直通電話のかけ方:各社の国際識別番号+国際電話識別番号010+インドネシアの国番号62+市外局番の最初の0を取った番号+先方の電話番号
5.水
水道水の飲用は避けましょう。ミネラルウォーターの飲用をおすすめします。
6.電圧とプラグ
220ボルト、50ヘルツ。コンセントプラグは丸ピン2本足。日本の100ボルト仕様の電化製品を使用する場合は、変圧器と交換アダプターが必要です。
7.時差
インドネシアには3つの時間帯があり、ジャワ島などの西部は日本に比べてマイナス2時間、バリ島などの中部はマイナス1時間、東部は日本との時差はありません。
8.気候
赤道直下の熱帯性気候に属していて、乾季と雨季の二つの季節があります。5~10月が乾季で、11~4月が雨季。乾季は湿度があまり高くならずに過ごしやすく、旅行のベストシーズンといえるでしょう。雨季は午後になるとスコールがあり、1日を通して湿度も高くなります。
9.治安
ジャカルタやジョグジャカルタ、バリ島の繁華街などはスリ、置き引き、ひったくりなどに遭う危険性があります。また、郊外ではタクシー強盗や民族間の争いが発生することもあります。旅行者の少ないエリアに出かける際は、外務省の海外安全ホームページなどで確認しておくことをおすすめします。
10.おもな連絡先
  • 日本
    • インドネシア共和国大使館
      東京都品川区東五反田5-2-9
      電話03-3441-4201
      http://indonesianembassy.jp
    • 在大阪インドネシア共和国領事館
      大阪市中央区南船場4-4-21 りそな船場ビル6F
      電話06-6252-9826
      http://www.indonesia-osaka.org
    • 国際機関日本アセアンセンター観光交流部
      東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル1F
      電話03-5402-8008

  • インドネシア
    • 警察:電話110
    • 消防:電話113
    • 救急:電話118
    • 在インドネシア日本国大使館/在ジャカルタ日本国総領事館
      Jl. M.H. Thamrin No.24, Jakarta
      電話021-3192-4308
      http://www.id.emb-japan.go.jp
    • 在スラバヤ日本国総領事館
      Jl. Sumatera 93, Surabaya
      電話031-5030008
    • 在デンパサール日本国総領事館
      Jalan Raya Puputan, No. 170, Renon, Denpasar, Bali
      電話0361-227628
    • 在メダン日本国総領事館
      Wisma BII 5th Floor, Jl.P.Diponegoro No.18, Medan, North Sumatra
      電話061-4575193
    • 在マカッサル日本国出張駐在官事務所
      Jalan Jenderal Sudirman No.31, Makassar
      電話0411-871030
11.祝祭日
詳細はこちら
Rp.(ルピア) Rp.(ルピア)
バリの繁華街にある両替所 バリの繁華街にある両替所
公衆電話 公衆電話
一般的なミネラルウォーター 一般的なミネラルウォーター
コンセントの形状 コンセントの形状
熱帯特有の野菜や果物 熱帯特有の野菜や果物
無邪気な子供たちの笑顔 無邪気な子供たちの笑顔
伝統行事が盛んなバリ島 伝統行事が盛んなバリ島
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日本からのアクセス情報

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現地での出入国手続き

1.入国条件
  • パスポート残存期間
    入国時から6カ月以上の残存期間が必要です。
  • 査証(ビザ)
    インドネシアへ入国する場合、入国時に到着空港や港でビザを取得する必要があります。とはいえ、入国審査所前にビザを発券するビザ・カウンターに自動的に行くことになるので、手続きは容易です。観光30日間までの滞在査証はUS$25.00です。
    バリ島やジャカルタなどでは日本円やクレジットカードで支払うことも可能ですが、手続きに時間がかかることも多いので、事前にUS$を用意しておくことをおすすめします。ビザ・カウンターの前にある支払い窓口で料金を支払い、領収書を受け取ります。続いてビザ・カウンターで順番がきたら、残存期間を満たしたパスポートと出国用の航空券、ビザの領収書、記入済み出入国カードを提示して完了です。
    また、ガルーダインドネシア航空の東京(成田)発のGA881便とGA885便、大阪発GA883便では、機内入国審査プログラムを実施しています。機内入国審査プログラムでは、機内にて到着ビザの発給と入国審査を行いますので、インドネシアに到着後、専用ブースを通ってスムーズに入国いただけます。
    このプログラムは、東京(羽田)発GA887便では実施いたしておりません。詳細は以下のガルーダインドネシア航空のホームページをご覧ください。(http://www.garuda-indonesia.co.jp/service/checkin/immigration-on-board/
 2.入国手続き
飛行機から降りたら、案内板にしたがってビザ・カウンターに向かいます。支払いおよびビザ・カウンターでの手続きが終わったら、短期ビザのシールが貼られたパスポートと出入国カードを受け取って、入国審査に向かいます。この入国審査所で渡される出国カードは帰国時に必要となります。
(インドネシア法務人権省出入国管理総局によると、入国審査時に外国人に指紋などの個人情報の提供を義務づける新しい入国審査手続きが2012年10月より実施されます。2012年3月31日より、スカルノハッタ国際空港において試験的な導入が開始され、外国人に対しランダムに指紋を採取しており、入国審査にこれまで以上の時間を要する可能性がありますのでご注意ください。)
3.荷物の受け取り
入国審査が終了したら、荷物を預けた人は到着便の便名が記されたターンテーブルへ進み、荷物を受け取ります。万が一紛失、破損している場合は、クレームタグを持参のうえで係員に申し出てください。
4.税関
荷物を受け取ったら、目の前にある税関へ。カウンターで記入した税関申告書を提出します。申告するものがなければスムーズに審査は終了します。持ち込み禁止品や免税範囲は以下を参照してください。
  • 無税で持ち込めるもの(1人につき)
    通貨:1人につきRp.1億以内
    酒類:1リットル以内
    タバコ:紙巻きタバコ200本(1カートン)以内、葉巻50本以内、刻みタバコ200グラム以内
  • 持ち込み禁止品
    麻薬、小火器、武器、弾薬、爆発物、雑誌などのポルノ
5.出入国カードの書き方
  • 出入国カード
    記入例は下記の項目の番号とあわせて、こちらを参照してください。
    ※書式は予告なく変更になる場合があります。(2009年2月現在)
    1:姓名(パスポート記載名)
    2:性別(MALE=男性/FEMALE=女性)
    3:国籍
    4:出生地
    5:生年月日(日/月/年)
    6:パスポート番号
    7:パスポート発給地
    8:パスポート有効期限(日/月/年)
    9:居住国
    10:搭乗地
    11:利用便名(入国時)
    12:職業
    13:旅行の目的
    14:宿泊施設
    15:滞在日数
    16:インドネシアでの滞在先(ホテル名など)
    17:署名
    18:次の目的地
    19:利用便名(出国時)
  • 税関申告書
    記入例は下記の項目の番号とあわせて、こちらを参照してください。
    ※書式は予告なく変更になる場合があります。(2009年2月現在)
    1:到着日(日/月/年)
    2:便名(入国時)
    3:姓名(パスポート記載名)
    4:国籍
    5:パスポート番号
    6:職業
    7:インドネシアでの滞在先(ホテル名)
    8:同伴者数(本人を除く)
    9:荷物の総数
    10:1人につきUS$250を超える、あるいは1家族につきUS$1000を超える外国製品を持っていますか?
    11:紙巻きタバコ200本、葉巻50本、刻みタバコ200グラム、または1リットルを超えるアルコール飲料を持っていますか?
    12:動物、魚類、植物(動物製品、魚類製品、植物製品を含む)を持っているか?
    13:麻薬類、小火器、武器、弾薬、爆発物、ポルノグラフィを持っていますか?
    14:映像フィルム、撮影済みのビデオテープ、ビデオレーザーディスク、レコードを持っていますか?
    15:1人につきRp.1億又は相当の外貨を超える銀行券(紙幣)を持っていますか?
    16:1つでもYESと答えたものがある場合、以下に詳細を記入してください
    17:署名
6.空港使用料
インドネシア出国時、および国内線利用時には空港税が必要となります。利用する空港によって税額が異なるのでご注意ください。バリ島のングラ・ライ国際空港は国際線Rp.15万/国内線Rp.3万、ジャワ島のスカルノ・ハッタ国際空港は国際線Rp.15万/国内線Rp.4万です。また、メダン、パダン、パレンバン、バンドン各空港から国内線を利用する際はRp.2万5000が必要となります。
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国内交通

1.空港から市内へ
  • ングラ・ライ(デンパサール)国際空港から市内へ
    バリ島のゲートとなる空港で、島最大の繁華街であるクタの南方約5キロメートルの場所にあります。1階の到着ロビーにはタクシー、レンタカーの受付やホテル予約センターなどがあります。バリ島各地へは、エアポートタクシーかホテル送迎サービスのいずれかを利用するのが一般的です。ホテル送迎バスは予約が必要であることが多いので、事前に確認しておきましょう。
    • エアポートタクシー
      到着ターミナルにあるチケットカウンターで行き先を告げ、チケットを購入。それをドライバーに渡す仕組みです。料金はエリアごとに決められていて、クタまではRp.4万5000、レギャンRp.5万、ヌサドゥアRp.6万5000、デンパサールRp.6万、ウブドRp.7万5000など。クタまでは所要10分ほどです。
  • スカルノ・ハッタ国際空港から市内へ
    首都ジャカルタの最寄空港。市街から西へ約20キロメートルの位置にあります。市内までの移動のメインとなるのは、バリ島同様にタクシーとホテル送迎サービスです。
    • タクシー
      空港にカウンターを持つタクシー会社は複数ありますが、旅行者には信頼性の高いブルーバード・タクシーがおすすめです。到着ロビー外にある同社のカウンター係員の指示に従って乗車してください。料金はメーター制で、空港からの移動の場合はチャージ料と高速料金が加算されます。市内まではおおむねRp.10万ほど。所要時間は40分~1時間ほどですが、朝夕などの混雑時はさらに時間を要することもあります。
2.国内線
数多くの島々が点在するインドネシアだけに、長距離の国内移動は飛行機がメインとなります。ジャカルタ、デンパサール(バリ島)、ジョグジャカルタなど
主要都市を結ぶ国内線は、ガルーダ・インドネシア航空、メルパティ・ヌサンタラ航空など複数社が運航。リコンファームの有無は航空会社によって異なります。
3.鉄道
鉄道が運行しているのはジャワ島のみ。ジャカルタ~ジョグジャカルタなどを結んでいます。本数は多くありませんが、島内移動には便利です。ジャカルタの最寄駅はガンビール駅で、切符は駅で購入可能。事前に座席を予約することも可能で、観光シーズンとなる7~9月は予約をおすすめします。
4.バス
ジャカルタ、ジョグジャカルタなどのバスは路線が複雑で、不慣れな旅行者にはおすすめしません。バリ島では、おもな観光地を結ぶシャトルバスが便利です。バス会社や旅行会社で予約することができますが、料金は目的地やエアコンの有無などで異なります。
5.タクシー
近距離を移動する際に活躍するのが「TAXI」の表示を掲げたタクシーです。メーター制が導入されていますが、乗車時にメーターを作動させているか確認しましょう。初乗り料金はRp.5000で、その後は1キロメートルごとにRp.4000ずつ加算されます(時間によって異なります)。なお、「TAXI」の表示のない個人タクシー(白タク)やホテル専用タクシーもありますが、いずれも料金は割高になることが多いようです。
6.レンタカー
おもな国際空港や都市部にあるレンタカー会社、またはホテルで借りることができます。料金は1日US$30~60が目安。舗装されていない道も多く、交通渋滞もあり、交通ルールも日本と異なるなど注意すべき点も多いですが、自由に移動できる魅力的な移動手段でもあります。インドネシアは日本と同じ右ハンドルで左側通行ですが、交通マナーはかなり異なりますので注意してください。なお、日本の国際免許証は適用されません。1カ月間有効の運転免許証を現地の警察署で取得する必要があります。
7.ベモ
庶民の足として活躍している、ライトバンを改造した乗り合いバスのこと。例えばバリ島なら、島中に路線網が張り巡らされています。時刻表はなく、都市部であればベモターミナルで乗車するか、走行中に合図をして乗り込むことになります。ベモの最大の魅力は、初乗りRp.2000ほどと安価なこと。ただし路線が複雑なので、短距離を移動する際に利用するのがおすすめです。
8.ベチャ
三輪自転車のことで、自転車の前に座席を設置した乗り物。かつては国内各地で見ることができましたが、現在、都市部で運行しているのはジョグジャカルタなどほんの一部のみ。見かけたら利用してみてはいかがでしょう。料金は交渉制となります。
9.フェリー
島々を移動する場合、フェリーを利用することもできます。バリ島からロンボク島、ジャワ島への移動なら、比較的短時間な船の旅を楽しむことができます。

 

ングラ・ライ(デンパサール)国際空港 ングラ・ライ(デンパサール)国際空港
国内線も多数就航するングラ・ライ(デンパサール)国際空港 国内線も多数就航するングラ・ライ(デンパサール)国際空港
エアポートタクシー エアポートタクシー
バリ島のシャトルバス バリ島のシャトルバス
ベチャ ベチャ
フェリー フェリー
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おもな見所

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バリ島

バリ島

旅のヒント

旅のヒント バリ島

コバルトブルーの海に囲まれたバリ島。人々が篤く信仰するバリ・ヒンドゥー教の伝統文化が今なお生活の中に息づき、「神々がすむ島」と呼ばれています。島はちょうど扇子を広げたような形状で、扇子の要に当たるエリアに繁華街やおもなビーチが集まっています。そこから少し離れた、扇のほぼ中央にあるウブドはバリ固有の芸術や伝統文化の拠点となっている古都。初めてのバリ島旅行なら、南部のビーチリゾートに数泊し、続いてウブドでも滞在するのがおすすめです。

COLUMN バリ島の人気ビーチ

COLUMN バリ島の人気ビーチ01

COLUMN バリ島の人気ビーチ02

COLUMN バリ島の人気ビーチ03

島南部に点在する人気ビーチのうち、旅行者が多いおすすめの場所を紹介します。

  • クタ
    バリ島最大規模の繁華街が広がるビーチリゾートエリア。レストランやショップがひしめき合い、ナイトスポットも充実。深夜を過ぎても人の行き来が途絶えることはありません。サーファーやビーチボーイが多く、比較的若者が多く集まっています。
  • レギャン/スミニャック
    クタから北側へレギャン、スミニャックと続きますが、クタから離れるにしたがって喧騒とは無縁になり、次 第に落ち着いたビーチリゾートが続くようになります。最近は、さらに北側のクロボカンにおしゃれなショップや隠れ家レストランがオープンし、リゾートエリアが広がっています。
  • ジンバラン
    クタ南方にある、素朴な漁村風景を残すエリア。何軒かの高級ホテルが建つほか、砂浜に沿ってシーフードレストランがずらりと並んでいます。水平線に沈む夕日を眺めながら、砂浜で魚介類バーベキューを楽しむディナーが人気です。
  • ヌサドゥア
    政府が外国人旅行者のために開発した高級ビーチリゾート。入り口にはセキュリティゲートがあり、他のエリアに比べて治安が万全とあって、小さな子供連れでも安心して滞在することができます。ビーチを目の前にしたホテルが集まっています。
  • サヌール
    バリ島内で最初にリゾート開発が進んだエリア。海沿いにホテルやレストラン、みやげ物店が林立していますが、クタほどの喧騒はなく、静かな滞在を楽しみたい人におすすめです。

COLUMN 至極のスパ&マッサージ

COLUMN 至極のスパ&マッサージ

近年、バリ島滞在での最大の楽しみのひとつとなっているのが上質なスパやマッサージ体験です。島内には大型ホテルやヴィラなどさまざまなタイプのリゾートがそろっていますが、その多くが本格的なスパを併設。各店では、王宮時代から引き継がれたバリ・マッサージを筆頭に、西洋・東洋各地のトリートメント技術や伝統のプロダクトを融合させた独自のメニューを楽しむことができるでしょう。もちろん、街なかなどには路面店も豊富。バリ島では、ぜひ本格スパを体験してみてください。

COLUMN 芸術と伝統文化の地ウブドへ

COLUMN 芸術と伝統文化の地ウブドへ

クタから北へ、車で1時間ほどのところにあるのが山間にのどかな田園風景が広がるウブドです。バリ舞踊や音楽、芸術が盛んなうえに、バリ・ヒンドゥー教の伝統行事が今なおしっかりと息づく地として知られています。「神々のすむ島」、そんな神秘性を体感できることから、南部のビーチエリアとは全く異なる雰囲気が楽しめるエリアといえるでしょう。高級ホテルからリーズナブルな宿まで宿泊施設も豊富にあり、南部に比べて見どころが多いのも特徴です。

サレン・アグン宮殿

サレン・アグン宮殿

ウブド市街の中心地にある、かつてのウブド王朝の宮殿跡。バリ・ヒンドゥー教の教えに従って建てられた幾棟もの建物が敷地内に建ち、赤レンガと石を多様した典型的なバリスタイルの建造物を見ることができます。なお、この敷地内では夜、定期的にバリ舞踊のショーが開催されます。歴史を感じさせる宮殿跡の雰囲気とあいまった、幻想的な舞を楽しんでみてください。

モンキー・フォレスト

モンキー・フォレスト

その名の通り、200匹以上の野生のサルが生息する森。サレン・アグン宮殿から10分ほど歩いた、市街地の外れに位置しています。スタッフが餌付けをしていて、時間になるとたくさんの愛くるしいサルが集まってくるのが見られます。また、森の奥には寺院があり、こちらは人影もまばらで荘厳な雰囲気。市街でのショッピングなど街歩きに疲れたら、のんびりと森林浴を楽しんでみてはいかがでしょう。

グヌン・ルバ寺院

グヌン・ルバ寺院

8世紀にジャワから渡ってきた高僧が渓谷の美しいこの地で瞑想し、建立したと伝わるバリ・ヒンドゥー教寺院。辺りを切り開く際、薬草であるウバドが大量に見つかったことが、ウブドの名の由来といわれています。市街のにぎわいから離れた場所にあり、境内はひっそりと静まり返っています。

ネカ美術館

ネカ美術館

バリ島出身、または島在住の外国人アーティストの作品を展示する美術館。地元のステジャ・ネカ氏のコレクションです。展示物はバリ絵画が中心。スタイル別、時代別に6つの展示スペースに分かれていて、バリ絵画の変遷や歴史を学びながら鑑賞することができるのが特徴です。

アルマ

アルマ

市街から少し離れた場所にあるこちらは、絵画収集家として名高いアグン・ライ氏の絵画コレクションを展示するアートコンプレックス。広大な敷地に美術館やバリ舞踊教室会場、ヴィラなどが集まっています。美術館ではバリ絵画に限らず、インドネシア内外のアート作品を展示。絵画をはじめ、バティックやバリ舞踊、伝統音楽の体験レッスンも開催されています。

COLUMN バリの三大舞踊

COLUMN バリの三大舞踊01

COLUMN バリの三大舞踊02

COLUMN バリの三大舞踊03

バリ島独自に発展したバリ・ヒンドゥー教。人々の生活に深く根付き、独特の伝統文化を育んできました。伝統舞踊もそのひとつ。神々との交感のための神聖な儀式が、異文化との交流により発展したものです。スタイル別に多彩な舞踊がありますが、旅行者が目にする機会の多い代表的なものは以下の通りです。

  • バロン
    奇奇怪怪とした仮面と衣装を身につけた踊り手が目を引くバロンは、バリ舞踊を代表する舞踊劇。もともとは悪魔祓いのために行われていた「チャロナラン」が起源です。バロンとは聖獣のことで、魔女ランダとの終わりなき闘いを表現し、世には善と悪が常に存在することを象徴しているといわれています。
  • レゴン
    鑑賞用舞踊の最高傑作といわれているのが、きらびやかな衣装や装飾品を身につけた女性3人が踊るレゴン。最初に1人が踊り、続いて2人の踊り手が登場するのが基本的な構成で、神と王の繁栄を祈る物語をモチーフにした「レゴン・クラトン」がポピュラーな演目です。ゆったりとした優雅な動きが特徴です。
  • ケチャ
    腰布だけを身に着けた100人前後の男性が松明を囲み、複雑かつ統制の取れた独特のリズムで「チャッ、チャッ」という奇声を繰り返し合唱するのがこちら。この声はサルの泣き声ともヤモリの声ともいわれていて、見終わってからもその音とリズムが強く印象に残る熱気あふれる舞踊です。クライマックスを迎え、トランス状態に入った男性が松明の残り火の上を激しく動く「ファイヤー・ケチャ」も人気です。

COLUMN バリの伝統楽器

COLUMN バリの伝統楽器

バリ舞踊をより神秘的に盛り上げるのが伝統楽器の数々。なかでも、一度耳にすれば忘れられない調べを発するのがガムランです。ガムランとはインドネシアの打楽器の総称ですが、現在バリ舞踊で目にするのはガムラン・ゴン・クビャール。時に激しく、時に静かに叩くことで多彩な音色を表現していきます。ホテルなどで開催されるガムラン教室などで体験するのもおすすめです。

COLUMN 州都デンパサールの魅力

COLUMN 州都デンパサールの魅力

バリ州の州都であり、行政と経済の中心地であるデンパサール。「北の市場」という意味のとおり物産の集積地にもなっていて、魚介類や野菜などあらゆるものが並ぶバリ島最大規模の市場もここにあります。こうしたデンパサールは、旅行者が集まるリゾートエリアとは一線を画す場所。バリの庶民の暮らしぶりの一端を垣間見られる街として、街歩きを楽しんでみてはいかがでしょう。

ジャガト・ナタ寺院

ジャガト・ナタ寺院

デンパサール市内で最大規模を誇るバリ・ヒンドゥー教寺院で、市の中心地にあるププタン広場に面して建っています。境内には宇宙とシヴァ神を象徴しているという塔「パドマサナ」があり、細かな彫刻やバリ独特の建築様式が見もの。特に朝夕の時間には、地元デンパサールの人々が熱心に祈りを捧げる姿を見ることができます。

バリ博物館

バリ博物館

オランダ統治時代にバリの伝統的な建築様式で建てられた展示館には、古代の農耕器具や伝統舞踊のための装飾品、アンティークのバティックなどの手工芸品を展示。バリ島の伝統文化や風習について、詳しくかつ体系的に知ることができる数少ない博物館となっています。

アート・センター

アート・センター

広大な敷地の中に、オープンステージや屋内劇場、美術館などが点在。バリ芸術を一堂に集めた美の殿堂です。美術館には、バリ絵画や木彫り、伝統舞踊の際に用いられる仮面や衣装などが展示されていて、その美しさには息をのむばかり。古い伝統的なものだけではなく、新しい作品も数多く見ることができるのもポイントです。毎年6月に開催されるアートフェスティバルの際は、バリ舞踊などが披露されます。

キンタマーニ

キンタマーニ

島の北部にあり、島内でも屈指の観光名所であるキンタマーニ高原があるところとして知られています。キンタマーニ高原は、標高約1500メートルの高地にあり、バリの避暑地となっている場所。景勝地としても名高く、周囲を見渡せる展望所プネロカンからは、西側にバトゥール山、東側にはアグン山、眼下にはバトゥール湖を一望することができます。昼間でも涼しいので、上着を持参しましょう。ウブドから車で約40分。

ベサキ寺院

ベサキ寺院

島東部を代表する見どころ。バリ島の最高峰であり、聖なる山として崇められているアグン山の中腹にあるバリ・ヒンドゥー教の総本山がこちらです。ヒンドゥー教の三大神を祀る寺院を中心にした複合寺院で、アグン山南麓に点在する大小30もの寺院を総称してこう呼ばれています。各寺ではそれぞれ祀る神々が異なり、祭礼なども個別に行っていて、常に多くの参拝者でにぎわっています。ウブドから車で約1時間20分。

タナ・ロット寺院

タナ・ロット寺院

クタの北方、インド洋の荒波が打ち寄せる断崖に立つバリ・ヒンドゥー教寺院。日暮れ前に観光客を満載したバスが押し寄せる、人気の観光地です。人々が求めるのは、空と水平線を真っ赤に染める夕日をバックに、寺院が黒いシルエットとなって浮かび上がる光景。バリ随一の絶景として必見です。この寺院は16世紀、高僧がこの地の神々しい風景に感動し、海の守護神を祀るために建立したものが起源といわれています。ウブドから車で約1時間。

テガララン

テガララン

ウブド中心部から車で20分ほど。バリ島各所に数あるライステラス(棚田)のなかでも、もっとも美しいと評判のスポットがテガラランです。山の斜面に沿って棚田が整然と続いていて、青稲の頃は特に見ごたえがあります。全景を見渡せる場所にはカフェがあり、のどかな雰囲気とともに人間と自然が作り上げた緑の芸術を満喫することができます。

COLUMN ロンボク島へ小旅行

COLUMN ロンボク島へ小旅行

バリ島から空路で20分という距離ながら、自然環境、生態系、島の人々や文化もガラリと異なるのがロンボク島です。青く澄みきった海が続くスンギギ・ビーチ、イスラム教、ヒンドゥー教など多宗教が融合した寺院、車もバイクもないリゾートアイランドであるギリ3島など、多彩な魅力が詰まっています。快適なホテルも何軒かあり、バリ島とは一味違った旅を楽しむことができるでしょう。バリ島リピーターにおすすめしたいスポットです。

COLUMN 自然の宝庫コモド島

COLUMN 自然の宝庫コモド島

大自然の宝庫インドネシアにあって、日本でもその名が広く知られているのが世界遺産コモド島のオオトカゲではないでしょうか。体長約3メートル、体重100キログラムにもなるという、小型恐竜のような爬虫類です。コモド島の周囲に広がる海域では潮流が激しく、外界から遮断された環境であったため、白亜紀に誕生したというこのトカゲが生き残れたといわれています。レンジャーが同行する早朝出発の観察ツアーに参加できます。

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ジャカルタ

ジャカルタ

旅のヒント

旅のヒント ジャカルタ

1000万人近くの人々が暮らす首都ジャカルタは、インドネシアの政治、経済の中心地。高層ビルの間をスーツに身を包んだビジネスマンが闊歩する近代的な一面を見せる一方、庶民が集うマーケットや食堂なども健在。国内最大規模を誇る大都市ですが、インドネシアの伝統的なライフスタイルを垣間見ることもできるでしょう。おもな見どころは市街中心のムルデカ広場周辺と、オランダ統治時代の歴史的な建造物が残された北部のコタ地区にあります。両エリア間はタクシーで巡ると効率的です。

独立記念塔

独立記念塔

市街の中心地に立つ高さ137メートルの塔で、ジャカルタのシンボルともなっているもの。1950年のインドネシア独立を記念して造られました。オベリスクを思わせる白亜の大理石の塔の最上部には純金を使った炎のレリーフがあり、その台座部分には市内を一望できる展望台が設けられています。塔の1階には、ジャワ原人の時代から独立までの歴史をジオラマで紹介する歴史博物館があります。

国立博物館

国立博物館

民俗に関する品々を中心に収蔵するインドネシア最大規模を誇る博物館で、ムルデカ広場の西側にあります。コロニアル調の白亜の洋館建築は、内部も広々。地域ごとに異なる家屋の模型や陶磁器、工芸品、伝統舞踊の仮面や衣装などがゆったりと展示されています。ジャワ原人の頭蓋骨のレプリカもあり、見る者を歴史のロマンに誘うでしょう。

イスティクラル・モスク

イスティクラル・モスク

国民の9割ほどがイスラム教徒というインドネシア。10万人以上を収容する東南アジア最大規模のモスクが、ジャカルタの国会議事堂や大統領宮殿のほど近くにあります。直径45メートルの白亜のドーム型の建物は、1984年に建てられたもの。荘厳な雰囲気漂う内部は、礼拝の時間を除けば、信者ではなくても一部を見学することができます。なお、見学の際は服装などマナーに注意しましょう。

タマン・イスマイル・マルズキ公園

タマン・イスマイル・マルズキ公園

ジャカルタ南東部の郊外エリアにある120ヘクタールの園内に、プラネタリウムや野外劇場、映画館、博物館などが点在。「TIM」の名で親しまれている広大な総合文化施設で、首都のオアシス的なスポットです。園内中央には大きな池があり、その岸辺ではインドネシア各地から移築された伝統的な家屋を見ることもできます。

ジャカルタ歴史博物館

ジャカルタ歴史博物館

オランダ統治時代の史料を集めたミュージアムがこちら。当時の武器や調度品、さらにはパジャジャラン朝時代の民具なども数多く展示されていて、ジャカルタの歴史のひと幕を知ることができます。地下には水牢跡も見ることができます。1710年に元バタビア市庁舎を改造した建物は、歴史地区コタのなかでもその優雅さで異彩を放っています。

旧バタビア街

旧バタビア街

オランダ統治時代には、コタ地区一帯が政治の中心地でした。かつてジャカルタが「バタビア」と呼ばれていたことから、今でも「旧バタビア街」の名で親しまれています。歴史的な建物や当時造られた運河、跳ね橋などが残されていて、往時のにぎわいをしのぶことができます。さらに、運河沿いのスンダ・クラパ港には「ピニシ」と呼ばれる木造帆船が停泊。大航海時代の面影を今に伝えています。

タマン・ミニ・インドネシア・インダー

タマン・ミニ・インドネシア・インダー

インドネシアという国の全体像を手軽に知ることができるスポットがここ。園内にはインドネシア群島をかたどった模型が浮かぶ人造湖、27州を紹介するパビリオンなどが点在していて、国全体をミニチュア化したような施設です。国内各地に生息する鮮やかな鳥を飼育する施設も必見です。

パサール・イカン

パサール・イカン

魚を意味する「イカン」の名の通り、鮮魚を販売するマーケット。とはいえ、魚以外にも野菜や電化製品、洋服や日用雑貨まで売られていて、まさに庶民の市場といった場所。朝早くから人々で混雑し、活気に満ちたジャカルタを感じることができるでしょう。スンダ・クラパ港の対岸にあり、周辺では木造帆船のほか、オランダ統治時代の要塞の塔の一部も見ることができます。

ワヤン博物館

ワヤン博物館

インドネシアの伝統芸能のひとつである影絵人形芝居「ワヤン」。この博物館には、インドネシア各地の影絵道具が集められています。イスラム教もの、キリスト教もの、民話もの、現代政治ものなど、バラエティーに富んだ人形の数々に目を奪われるでしょう。さらに、舞台では影絵人形芝居の1種である「ワヤン・クリッ」や「ワヤン・ゴレッ」の上演も定期的に行われています。

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ジョグジャカルタ

ジョグジャカルタ

旅のヒント

旅のヒント ジョグジャカルタ

かつてジャワ島を支配した数々の王朝が都を置き、独立戦争時には一時的にインドネシアの首都となったのがジョグジャカルタ。王宮やイスラム文化の伝統を映すモスクなどの歴史的なスポットが数多く点在し、古都らしい雰囲気から「インドネシアの京都」とも例えられます。郊外には、世界最大の仏教遺跡ボロブドゥールとヒンドゥー教寺院プランバナン寺院という2つの世界遺産もあります。数泊を費やして、市内から郊外へと歴史的な旅を楽しんでください。

王宮

王宮

ジョグジャカルタを支配していた歴代スルタン(王)の宮殿。1755年に建造された建物は、ジャワ建築の最高傑作といわれています。現在でもスルタンが実際に暮らしていますが、儀式の間、接見の間、宝物殿など内部の一部を一般に公開。民族衣装を身に着けた宮廷の従僕が王家の馬車、ガムランの楽器、多くの文化財、宝物などをガイドしてくれます。

ソノブドヨ博物館

ソノブドヨ博物館

ジャワ島の伝統文化を保存・継承することを目的に建てられた博物館。打楽器のガムラン、伝統工芸品のバティック、影絵人形芝居のワヤンなどを豊富な展示物とともに紹介しています。収蔵品の豊富さはジョグジャカルタ最多を誇るとあって、ぜひ立ち寄りたいスポットです。また、隣接するシアターでは影絵人形芝居「ワヤン・クリッ」が毎晩上演され、多くの観光客でにぎわいます。

タマン・サリ(水の王宮)

タマン・サリ(水の王宮)

18世紀後半に建てられた、「美しい庭園」を意味する離宮。水の宮殿としても知られていて、かつて王妃や王宮に仕える女官たちがここで水浴びを楽しみ、スルタンがそれを眺めていたと伝わっています。今も水浴場やスルタンがくつろいだという見晴台が残されていて、花園に囲まれた水浴場に立つと華やかな往時の宮廷生活がよみがえってくるかのようです。

マリオボロ通り

マリオボロ通り

市街北部の中央駅から南側へまっすぐに伸びる、ジョグジャカルタのメインストリート。沿道にはホテルやレストラン、銀行、旅行会社、観光案内所、スーバーマーケット、ブティック、有名なバティック専門店、みやげ物店などが建ち並んでいて、そぞろ歩きが楽しいエリア。夜になると屋台が集まり、インドネシア料理店などが人気を集めています。

ティルトディプラン通り

ティルトディプラン通り

王宮の南側を東西に結ぶこの通りは、マリオボロ通り同様にショップやレストランが集まり、旅行者の姿も多いにぎやかな場所。特にバティックや民芸品を扱う店が数多く集まっています。この通りを東へ進むと、高級ホテルが集まるプラウィロタマン通りに行くことができます。

コタ・グデ

コタ・グデ

通称「銀の町」と呼ばれる一帯のことで、市街から少し離れた場所にあります。ジャワ独特の銀細工の工房兼ショップが集まっていて、かつては歩道が銀箔張りだったという逸話まで残されています。各ショップではナイフなどの銀食器のほか、繊細な細工のブローチや指輪などの装飾品も販売。日本などに比べ、リーズナブルな価格で購入することができます。

アファンディ美術館

アファンディ美術館

インドネシアを代表する印象派画家である、アファンディ氏の作品を展示する美術館。初期から晩年に至るまでのスケッチ、水墨画、油絵などが収蔵されていて、氏の斬新な画法と作風の変遷などを一堂に見ることができます。そのほか、インドネシア画家の作品も多数展示。ユニークなデザインが印象的な建物も、氏の設計によるものです。

ボロブドゥール寺院

ボロブドゥール寺院

市街の北西約40キロメートルに位置する、世界遺産に登録されている世界最大の仏教遺跡。ジョグジャカルタ観光のハイライトです。ジャワ仏教文化の成熟期に当たる8世紀に建造され、精巧なレリーフが2500面以上も刻まれた回廊、寺院全体で曼荼羅を表現しているという複雑な建築様式、72基にも及ぶ釣鐘状のストゥーパ(仏塔)など、数々の見どころがあります。より詳しく寺院の歴史や様式などを知るなら、有料のガイドツアーがおすすめです。

プランバナン寺院

プランバナン寺院

8~9世紀に南部ジャワ島を支配したヒンドゥー教国家「マタラム朝」が創建した寺院。ジョグジャカルタの東方約15キロメートルにある世界遺産です。中央に建つ高さ47メートルのシヴァ堂は王家の霊を祀る霊廟。離れれば威風堂々たる姿、近づけばレリーフや彫刻の繊細な技に驚きを覚えることでしょう。外壁に描かれた古代インド叙事詩「ラーマーヤナ」をモチーフにしたレリーフは必見です。

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スマトラ島

スマトラ島

旅のヒント

旅のヒント スマトラ島

マレー半島に沿うように細長い形状のスマトラ島は、スマトラトラに代表される貴重な大自然と、人々の伝統的な生活様式が今なお残る素朴な島。日本人旅行者はそれほど多くはありませんが、旅好きなら一度は訪れてみたいエリアです。観光の起点となるのは、島北部にある人口200万人の都市メダン。その他のおもな観光地は島内広く点在していますが、移動手段はあまり充実していません。現地発着のツアーや車をチャーターして巡るのが一般的です。

メダン

メダン

島北東の海岸部に位置する、北スマトラ州の州都。200万人近くが暮らす大都市です。20世紀初頭に建てられた島内最大規模のイスラム教モスクなど、市内に点在する見どころを巡るにはベチャが活躍します。また、大皿に豪快に料理が盛られるスマトラ島特有のパダン料理も楽しみのひとつ。シンプルな調理法によるものが多く、日本人の口にも合うといわれています。

トバ湖

トバ湖

7万5000年前の火山噴火により形成された、長さ100キロメートル、幅30キロメートル、最深部は450メートル以上という東南アジア最大の湖です。その美しい自然風景とともにぜひ見ておきたいのが、湖の中にあるサモシール島に暮らすバタックの人々の生活文化。屋根の両側がボートのようにカーブした独特の家屋は、スマトラ島のみに見られる伝統様式です。

ブギティンギ

ブギティンギ

周囲を豊かな自然が彩るブギティンギは、島中央部の東海岸近くにある高原の街。古くからこの地方に息づくミナンカバウ文化の中心として栄え、 水牛の形をしたユニークな屋根と見事な彫刻が施された木造家屋を各所で見ることができます。また、パダンに近いこともあり、レストランでは本格的なパダン料理を食べることができます。

シ・ピソ・ピソの滝

シ・ピソ・ピソの滝

ブラスタギからパラパットへ向かう道の途中にある、落差120メートルの勇壮な滝。垂直に切り立った崖から深い渓谷へとひと筋に落ちていて、スマトラ島のダイナミックな自然を体感することができます。丘の頂上からは、トバ湖の全容を望むことができます。

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スラウェシ島

スラウェシ島

旅のヒント

旅のヒント スラウェシ島

ボルネオ島の東側に位置するスラウェシ島は、インドネシア国内では第4位、世界11位の面積を誇る島。透明度の高い南国の海、海岸部近くから駆け上る急峻な山々など、自然をメインに楽しむネイチャーアイランドです。植物や動物の生態を東西に分けるウォーレス線にもっとも近い島でもあり、固有の動植物の宝庫としても知られています。旅行で訪れる際は南部、特に人口の多いマカッサルが起点となります。

マナド

マナド

スラウェシ島の最北部に位置するこの小さな町は、世界中のダイバーの憧れの場所。特に沖合に浮かぶブナケン島は、世界屈指の透明度と海洋生物、大サンゴ礁が見られるダイビングスポットです。マナドには何軒かのホテルもあり、リゾートステイを楽しむこともできます。

マカッサル

マカッサル

島の最南端にある島内最大の街マカッサルは、かつて東西交易の集積地として栄え、その後はオランダによる統治を受けました。その影響もあり、市街は道幅が広く街路樹が整然と並び、美しい街並みが広がっています。街の歴史を紹介する博物館やシルク織物工場、オランダ統治時代の要塞などがおもな見どころです。

タナトラジャ

タナトラジャ

スラウェシ島のほぼ中央、標高1000メートル以上の高原に位置するインドネシア屈指の景勝地。先祖を崇拝する伝統的な儀式を現在も行っているトラジャ族が暮らす地でもあります。彼らの文化で特に独特なのが葬儀。死と生まれ変わりの儀式が一体化し、水牛や豚が生贄として供えられます。さらに、絶壁の窪みが遺体の埋葬場になっていて、洞窟では「タオタオ」と呼ばれる彫刻が並べられた光景を見ることができます。おいしいコーヒーの産地としても有名です。

COLUMN スラウェシ固有のトンコナン

COLUMN スラウェシ固有のトンコナン

タナトラジャなどスラウェシ島内を巡っていると、船を逆さにしたようなユニークな屋根を乗せた家屋を目にします。これが、伝統的なトラジャ族の家「トンコナン」。屋根はトラジャ人の先祖が乗っていた船首の形だと伝えられていて、家々は先祖が渡ってきたという北側の方角を向いているのも特徴的です。

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グルメ

東南アジアの国らしく、香辛料を使ったスパイシーな味付けのインドネシア料理。甘みのあるケチャップマニスや辛味のサンバルソースなどの調味料やココナッツミルクを多用し、シンプルな調理法で仕上げるのが特徴です。炒飯のようなナシゴレンや焼きそば風のミーゴレン、焼き鳥にも似たサテが代表的な料理です。とはいえ、国土が広いだけに島や地域ごとに異なる伝統料理も多数伝えられています。

1.インドネシア料理
全国的に食べることができるインドネシア料理や各地の伝統料理の代表的なものを以下に紹介します。なお、イスラム教国であるため、豚は使用されません。
  • ナシゴレン
    直訳すると「ご飯を炒める」。日本でいう炒飯のことで、ご飯と簡単な具をケチャップマニスなどで炒めた食べやすい料理です。
  • ナシチャンプル
    訳せば「混ぜご飯」となりますが、ご飯と数種類のおかずを1皿に盛り、一緒に食べるという代表的な庶民派フード。
  • ミーゴレン
    インドネシアの焼きそばのこと。辛味を抑えたものが多く、日本人にもなじみやすい味付けです。
  • サテ
    鶏肉や羊肉を串に刺して焼いた、インドネシア風焼き鳥。ピーナッツ入りのソースなどをかけることが多いようです。
  • ガドガド
    温野菜やタフ(厚揚げ豆腐)をピーナッツソースで和えたサラダ。
  • グドゥッ
    ジャワ島中部やジョグジャカルタの伝統的な料理。ジャックフルーツや鶏肉、卵、タピオカの葉、筍、豆腐、テンペなどを黒砂糖で煮込んだ料理です。
  • パダン料理
    スマトラ島中部の町パダンの伝統料理。牛肉や水牛をココナッツ、スパイスで煮込んだレンダンが代表的な料理です。
パダン料理の数々 パダン料理の数々
ミーゴレン ミーゴレン
ナシゴレン ナシゴレン
サテ サテ
ガドガド ガドガド
魚介類のバーベキュー 魚介類のバーベキュー
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特産品・おみやげ

インドネシアらしいみやげ物を探すなら、伝統工芸品がおすすめでしょう。全国的に買うことができるのはバティック。特にジャワ島での生産が盛んで、日本では「ジャワ更紗」の名で親しまれています。バリ島やジャカルタ、ジョグジャカルタといった旅行者の多い場所では、現代風のアレンジを加えたおしゃれなアイテムを見つけることもできます。

1.バリ絵画
線画のような精密なバリ絵画は、近年アート作品としてのコレクションのみならず、一般家庭でのインテリアとしても人気を集めています。バリ絵画の本場といえるウブドにはたくさんの画廊があり、お気に入りを購入することができます。
2.イカット
染色した糸を駆使して独特の模様を表現した織物。布といえばバティックが有名ですが、こちらもインドネシア全土で古くから織られてきた伝統工芸品のひとつ。インテリアなどにおすすめです。
3.バティック
日本でいうろうけつ染めのこと。木綿などの生地にろうで模様を描き、その後に染色して繊細な模様を表現しています。幾何学的な模様を描くジャワ島に対して、バリ島では自然風土を題材とするのが特徴です。
4.木工品
こちらも全国的に作られていますが、バリ島のウブド周辺の彫刻が人気です。置物や日用品のほか、手彫りの家具なども買うことができます。
5.バリニーズ雑貨
今では世界的な人気を博しているバリ風雑貨の数々。シンプルな形状ながら自然の素材感を活かした籐のカゴや日用品などは贈り物としても最適です。
6.銀細工
バリ島のウブド周辺、ジョグジャカルタ郊外のコタ・グデなどが、銀細工の生産が盛んな場所。工房とショップを兼ねた店が数多く並んでいます。いずれも銀線などを多用した繊細な装飾が特徴です。
バリ絵画 バリ絵画
バリ島のイカット バリ島のイカット
バティック バティック
木彫りの置物 木彫りの置物
籐製品の数々 籐製品の数々
銀食器 銀食器
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