観光ガイドタイ![]() インドシナ半島中央部に独自の歴史と文化を育んできたタイ。敬虔な仏教国として知られ、街を歩けば深く祈りを捧げる市民の姿を目にすることができます。華麗な仏教建築、歴史的遺産、雄大な自然、刺激的なタイ料理、物欲を刺激するショッピングと多様な魅力を持つことは広く知られています。でも、何よりも心に残るのは「微笑みの国」と呼ばれるタイ人の笑顔かもしれません。陽気でホスピタリティあふれる国民性と南国の風を感じつつ、のんびりとマイペースに旅を楽しんでみてください。 国の概要
![]() 旅の基本情報
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 現地での出入国手続き
おもな見所![]()
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![]() バンコク
旅のヒント![]() 「クルンテープ(天使の都)」で始まる長い長いタイ語名を持つ都市、バンコク。200年以上にわたってタイの中心地として栄えるアジア有数の大都市です。王宮周辺、デュシット地区、チャイナタウン周辺、サイアム・スクエア周辺、シーロム通り周辺、トンブリー地区など、市内はいくつかのエリアに分けられます。BTSやタクシーを使いながら移動することになりますが、昼間は暑さと湿気で体力を消耗することも考え、あまり欲張り過ぎないのも重要です。 王宮&ワット・プラケオ![]() ラマ1世以降、チャクリー朝歴代の王が建てた宮殿が建ち並ぶ「王宮」。バンコク遷都時に建てられ、火災の後にラマ1世が建て直したデュシット・マハ・プラサート宮殿、王朝100周年を記念してラマ5世が1882年に完成させたチャクリー・マハ・プラサート宮殿などは必見です。すぐ北側に建つワット・プラケオは王朝の守護寺かつ護国寺で、タイの仏教建築の粋を極めた名刹。ヒスイでできたエメラルド仏を本尊とするため「エメラルド寺院」とも呼ばれています。 ワット・アルン(暁の寺院)![]() チャオプラヤー川の西岸に建つ古刹。朝日に輝く仏塔のシルエットの美しさから「暁の寺院」とも呼ばれ、日本では三島由紀夫の小説『暁の寺』でも知られています。アユタヤ朝時代に創建され、トンブリー朝時代には王室守護寺院となりましたが、現在の建物の多くは現王朝に入ってから建てられたもの。シンボルの大仏塔は、高さ75メートル。ラマ3世が建て、ラマ4世が無数の中国陶器の皿で装飾しました。日没時に対岸から眺めるのもおすすめです。 ワット・ポー(涅槃仏寺)![]() 全長46メートル以上、高さ15メートルと巨大な涅槃仏が横たわり、「涅槃仏寺」ともいわれる古刹。創建はアユタヤ朝時代と伝わる、バンコクでも最古の寺院です。見ものの涅槃仏は、漆喰とレンガで造った像の全面を金箔で覆ったもの。仏教の世界観を表す108の図を細かな螺鈿細工で描いた足の裏も必見です。また、敷地内には2カ所のマッサージ場があり、ここでタイ式マッサージを習う学生たちによる格安のマッサージが受けられることでも大変人気があります。 COLUMN タイ式マッサージ&スパでリフレッシュ![]() 約2500年前、インドから仏教とともに伝わったものがルーツとされるタイ式マッサージ。タイ式医学の流れを汲む道場の総本山となっているのが前述のワット・ポーにある学校で、この他市内にも多数のマッサージ店があります。特徴は、時に施術者の全体重をかけるかのようなアクロバティックなストレッチ。温めたハーブを使うもの、足マッサージなど種類もさまざまに、旅の疲れを存分に癒してくれるでしょう。一方、バンコク市内には数多くの有名スパもあります。タイを中心に東西の伝統技術を融合させた質の高いトリートメントやプロダクトが豊富で、高級ホテル内のサロンや化粧品会社の直営サロンと趣も多種多様。男性も女性も、マッサージと合わせて心ゆくまで堪能してみてください。 ワット・ベンチャマ・ボピット(大理石寺院)![]() ラマ5世の命によって建立された王立寺院。イタリアから取り寄せた大理石で造られているため、「大理石寺院」とも呼ばれています。タイと欧風の伝統を取り入れたユニークな建築様式、ブロンズでできた美しい仏像などが見学できます。バンランプー運河を挟んで、王宮などがあるエリアの北東に位置するデュシット地区にあります。 ウィマンメーク宮殿![]() ラマ5世が開発したデュシット地区にある宮殿。別荘として建築されたもので、総チーク材による木造3階建ての美しい建物が目を引きます。館内は貴重な調度品や食器を展示する博物館となっていて、華やかな宮廷の暮らしを垣間見ることができるでしょう。ガイドツアーも行っています。 ワット・サケット![]() 小高い丘の上に建つ、大きな仏塔を持つ寺院。この丘は、ラマ3世がアユタヤの寺院になぞらえて人工的に建設したもので、ラマ4世が仏塔を築き、ラマ5世が仏舎利を献上したといわれています。仏塔の頂上へは318段のらせん階段を上って到着。テラスを設えた回廊からはバンコクの街並みをぐるりと見渡すことができ、吹き渡る風もさわやかです。麓の大きな本堂から聞こえてくる若い修行僧たちの読経を耳に、ほっとひと息つくにもいいスポットです。 ワット・スタット![]() ラマ1~3世の3代・27年の歳月を費やして完成したバンコクでも1、2を争う大規模寺院。礼拝堂の内部には、高さ8メートル、幅6.25メートルという大きな仏像が安置されています。これは15世紀に栄えたスコータイ王朝最大の仏像で、ラマ1世がバンコクへと運ばせたもの。台座には前王ラマ8世の遺骨が納められています。タイ最古の経典をモチーフにした壁画なども見ごたえがあります。寺の北側には仏具店街があるので、興味のある方は立ち寄ってみては。 COLUMN 華麗なタイ舞踊に魅せられて![]() 繊細で美しい手や腕の動きと妖艶な衣装、伝統楽器の音色が渾然一体となって観る者を魅了するタイ舞踊。その多くが演劇と密接に関わる形で発展してきました。もっとも有名なのが、タイ中部の古典舞踊。タイの古典文学であるラーマキエンをモチーフに宮廷の舞いとして創作され、ほとんど男性だけで演じられる「コーン(仮面舞踊劇)」や、やや大衆的な「ラコーン(舞踊劇)」があります。このほか、ゆったりとした動きのタイ北部の舞踊、素朴な郷土芸能の趣が漂うイサーン(東北部)の舞踊、マレーシアやインドネシアの影響を色濃く受けた南部の舞踊など、地域ごとの特色もさまざま。バンコクでは、シアタースタイルのレストランやウィメンマーク宮殿などでも見学できます。 ワット・トライミット(黄金仏寺院)![]() チャイナタウンにある「黄金仏寺院」。純度60パーセントの金でできた、高さ3メートル、重さ5.5トンもの黄金仏が祀られていることで知られています。この仏像、もともとは何の変哲もない像と思われてきましたが、1953年にここに移される際、雨に濡れて表面の漆喰がはがれ落ちたことで黄金仏であることが発覚。およそ300年ぶりによみがえったといわれるユニークなもの。庶民の篤い信仰を集め、堂内には信者が金箔を貼った仏像が多数並んでいます。 ヤワラー(チャイナタウン)![]() メインストリートの名称と同じくヤワラーと呼ばれるチャイナタウン。1782年のバンコク遷都の際、今の王宮がある地区に住んでいた中国系住民をここに集めたのが始まりとされ、東南アジアでも有数のエネルギッシュな中華街として観光客にも人気のエリアとなっています。ワット・トライミットを参拝したら、大通りと路地の散策へ。大小の市場や商店、料理店、屋台が軒を連ねていて、歩くだけでも楽しめるでしょう。タイ人ご用達の激安問屋街などもあります。 エラワン廟![]() 敬虔な仏教徒の国として知られるタイですが、古くから民間信仰も盛んです。街にはあちこちでヒンドゥー教の神を祀ったプームと呼ばれる祠があり、人々の篤い信仰を集めています。こちらのエラワン廟は、1950年代建立と比較的新しいものながら、タイでも随一といわれるほどご利益があるとされるプーム。常に花と線香が絶えることなく、熱心に祈りを捧げる人々であふれています。サイアム・スクエアからも近いので、ショッピングがてら訪れてみては? ジム・トンプソンの家![]() 第二次世界大戦時にアメリカの諜報部員として活躍、戦後タイに住居を定めたジム・トンプソン。当時、衰退の一途をたどっていたタイシルクの事業化に成功し、シルク王とも称される世界的なタイシルクの実業家になりました。そんなジムが住んでいた家が公開されています。アユタヤなどから移築した伝統的なチーク材の建物、ジムが収集した国宝級の美術品などをじっくり見学しましょう。ちなみに、かつての主ジムは1967年に謎の失踪を遂げたとされています。 COLUMN 人気のマーケットを巡ろう!![]() 大小さまざまな市場もバンコク名物のひとつ。手頃な値段でショッピングが楽しめることはもちろんですが、何でもありの雑多な雰囲気や行き交うバンコクっ子のパワフルな姿についワクワクしてしまう人も多いのではないでしょうか。そんなおすすめマーケットの筆頭に挙げられるのが、毎週土・日曜にチャトチャック公園付近で開催されるチャトチャック・ウィークエンドマーケット。かわいいアクセサリーや雑貨、おしゃれな衣料品から食品、ペットまでの1万店以上が集結する巨大市場です。その他、衣料品や靴、化粧品などの店が多いプラトゥーナム・マーケット、道の両側に服飾雑貨の露店がひしめくバンランプー・マーケット、新鮮な野菜や果物などを扱うパーククロン市場も有名でしょう。ほか、歓楽街パッポン通りに夜間出現するパッポン・ナイトバザール、ルンピニ公園の東側に服飾雑貨の店や飲食施設が並ぶスアン・ルム・ナイトバザールなど、夜間のマーケットを食事帰りなどにひやかして歩くのもおすすめです。 スアンパッカード宮殿![]() ラマ5世の孫にあたるチュムポット殿下の迎賓用に建てられた旧居。館内では、ガンダーラ仏像やラーマキエンの壁画など、殿下夫妻が集めた古美術品を展示しています。展示物ばかりに目が行きがちですが、実はタイの伝統様式の5棟からなる建物も重要。17世紀のアユタヤの建築物を移築したもので、貴重な建築物となっています。 ルンピニ公園![]() 広さ約56ヘクタールとバンコク最大の公園。ラマ6世によって造られました。広大な園内には池や遊歩道があり、早朝からジョギングや太極拳などを楽しむ市民の姿を見ることができます。夜間は人通りが少ないので立ち入らないほうが無難です。 COLUMN ムエタイ観戦で熱くなる!![]() 日本でもすっかりおなじみになったタイ式キックボクシング、ムエタイ。パンチ、キック、膝蹴りと体全体を武器にして、スピーディーに、そして激しく打ち合う姿がエキサイティングなタイの伝統的な格闘技です。バンコクでは、ラチャダムノン・スタジアム、ルンピニ・スタジアムの2大スタジアムを中心に、毎日どこかで見られるほど頻繁に試合が行われているので、興味のある人はぜひ足を運んでみましょう。試合はおもに夕方から始まり、7試合目あたりにメインのカードが組まれていることが多いようです。迫力満点のリングサイド、賭けに興じる人々の熱気であふれかえる2、3階席と好みで選んで観戦を。 COLUMN 眠らない街バンコクのナイトライフ![]() 繁華街や歓楽街の派手なネオンと喧騒、人並みでごった返すナイトマーケット。バンコクは、夜遊びが大好きな人にとっても大変魅力的な街といえるでしょう。観光客に人気のエンターテインメントといえば、前述のタイ舞踊、ムエタイ、そしてニューハーフショーですが、これ以外にもハイセンスなバーで静かにお酒を楽しんだり、パッポンなどのナイトマーケットをひやかしたり、地元の若者で盛り上がるクラブをハシゴしたりと楽しみ方は自由自在です。夜10時くらいまで開いているデパートもあるので、夕涼みがてら散策に出てみるのもいいでしょう。繁華街であれば外出にそれほど不安はありませんが、単独行動は避ける、人通りが少ない界隈に足を踏み入れないなど注意は必要です。 バンコク近郊![]() 旅のヒント![]() ときにはバンコクの雑踏を離れ、郊外に足を延ばしてみるのもおすすめです。バンコクとはまたひと味違うおもしろいスポットで、ユニークな体験ができるでしょう。以下はおおむねバンコクから車で約1時間。バスやタクシーでアクセスできますが、現地の旅行会社が催行している日帰りツアーに申し込むのも便利です。日本で探すなら旅行会社やインターネットを通じて、現地で探すならホテルのインフォメーションや日本語のフリーペーパーを活用しましょう。 ローズ・ガーデン![]() 約24ヘクタールの敷地内で、タイの文化を紹介するレジャーランド。ゾウの曲芸、タイの文化ショー、タイ舞踊教室、伝統工芸の実演所など、外国人が手軽にタイの文化や風俗に触れられる施設となっています。 ダムノン・サドアク水上マーケット![]() かつて水路の街として知られたバンコクでは、商品を積んだ小舟が行き交う水上マーケットが発達していました。今では失われつつある風情を残そうと政府が開発したマーケットが、バンコクから80キロメートルほどのラチャブリー県にあります。生活雑貨やみやげものを商う舟に混ざって、麺類やお粥など売る舟があるのもユニーク。狭い小舟の上で器用に調理、販売する光景に驚かされるでしょう。活気づくのは朝7~8時なので、早起きして出かけてみてください。 ワニ園![]() 3万匹ものワニを飼育するワニ園です。もとはワニ皮製品に使うワニを養殖していた施設ですが、現在は観光施設としてにぎわっています。最大で体長9メートルに及ぶ大きなワニを筆頭に、園内では大小さまざまなワニをじっくり観察可能。エサやり体験や、飼育係とワニの格闘ショーも人気です。 ナコン・パトム![]() パーリ語で「最初の都市」を意味するナコン・パトムは、タイ最古の街として知られる古都です。インドから仏教が初めて伝来した地と伝わり、7~9世紀にはモン族の王国の都があったといわれています。最大の見どころは、高さ120.45メートルと世界最大の仏塔であるプラ・パトム・チェディー。3世紀頃に建てられたタイ最古の仏塔ともいわれ、19世紀にラマ4世によって改修されています。バンコクから西へ、車で約1時間です。 パタヤ![]() 1960年代にアメリカ軍の保養地として開発されたビーチリゾートです。多数のホテルやレストランが建ち並ぶパタヤ・ビーチ、その南側には地元の人でにぎわうジョムティエン・ビーチがあり、ビーチアクティビティーや宿泊施設も豊富。レストランやバー、郊外のテーマパーク、ウォーキン・ストリートをはじめとした夜のにぎわいまで、多様な魅力を持つリゾートといえるでしょう。バンコクから車で約2時間と近く、欧米人を中心ににぎわっています。 カンチャナブリ![]() ナコンパトムのさらに西、ミャンマーとの国境に近いエリアにある町です。アユタヤ朝時代、ビルマ(現ミャンマー)からの侵入を防ぐために整備された歴史ある地ですが、この町を有名にしたのは映画『戦場に架ける橋』(1957年)でしょう。映画で描かれたとおり、第二次世界大戦中には、日本軍がビルマへの鉄道を建設するために多くの犠牲者を出しました。悲劇のシンボルともいえるクウェー川鉄橋を中心に戦争の爪跡を見ることができます。また、周辺には国立公園に指定されている雄大な自然が広がっていて、バンコク周辺では屈指のネイチャースポットとしても知られています。エレファントトレッキング、ミャンマーとの国境と少数民族の村訪問など、ツアーも豊富です。 アユタヤ![]() 旅のヒント![]() バンコクの北76キロメートル。世界遺産にも登録される古都・アユタヤの歴史は、1350年にアユタヤ朝初代国王によって開かれたことに始まります。以後33代・417年間にわたって王都として栄え、1767年にビルマの侵攻によって陥落、廃墟となりました。町は、東西7キロメートル、南北4キロメートルの長方形をしていて、四方を川に囲まれています。移動にはトゥクトゥクなどのほか、起伏が少ないので時間がある人はレンタサイクルを使うのもおすすめです。 ワット・プラ・スィー・サンペット![]() 1491年頃に完成したアユタヤ王室の守護寺院。1500年には黄金に覆われた高さ16メートル、171キログラムの巨大な仏像が建造されましたが、ビルマによる侵攻で寺院もろとも破壊。15世紀に建てられたセイロン様式の3基の仏塔のみが残されました。苔むした廃墟にすっくと建つ均整の取れた仏塔は今なお美しく、アユタヤのシンボルとしてライトアップされる夜はことのほか幻想的な雰囲気に包まれます。内部には3人の王の遺骨が納められています。 バン・パイン宮殿![]() アユタヤからチャオプラヤー川を約20キロメートル南下した地にある宮殿。1637年に26代王が夏の離宮として建てたもので、川の中州にある珍しい宮殿でもあります。王朝の滅亡後は放置されていましたが、19世紀になって再建。現在も王室の離宮として使われています。西洋や中国の建築様式も取り入れた、絢爛豪華にしてユニークな建築の数々が見ものです。 COLUMN アユタヤで活躍した日本人――山田長政![]() 中国、ペルシャ、ポルトガルなどとの交易を行い、国際都市としても栄えたアユタヤ。外国人街の建設が許可されると、ヨーロッパ各国に交ざって朱印船貿易で渡タイした日本人による日本人町も誕生しました。1612年頃、静岡県沼津港からタイに渡って日本相手の貿易で活躍したのが山田長政です。ビルマとの戦いで功績をあげるなどアユタヤ王朝の発展にも貢献し、最高の官位を得たといわれています。この時代は日本人町も活況を呈し、最盛期には3000人以上が暮らしていたとされています。しかし、長政が何者かに暗殺され、日本では鎖国令が発布されるとともに衰退。今は当時の面影は残されていませんが、長政の像や記念碑、泰日協会記念館などにその足跡をしのぶことができます。 スコータイ
旅のヒント![]() バンコクの北方約440キロメートルの地にあるスコータイは、1238年から120年の間スコータイ朝の王都として栄えた町です。タイ族が初めて築いた独立王朝であり、仏教を国教とし、クメール文字を改良したタイ文字が考案されるなど、重要な時代でありました。スコータイの町は約10キロメートル離れた旧市街と新市街に分かれ、見どころは旧市街に集中。ホテルが多いのは新市街ですが、歴史的な雰囲気に浸るなら旧市街で宿を探すといいでしょう。遺跡観光にはレンタサイクルが便利です。観光の際は必ず飲み物を持参するのを忘れずに。 ワット・マハタート![]() 歴代の王の庇護を受けるなど、城壁に囲まれた遺跡群のなかでももっとも重要な寺院。世界遺産にも登録されている歴史都市スコータイの中心的存在となっています。200メートル四方の境内に、209基の仏塔、10の礼拝堂、8の仏堂、4つの聖池と本堂が残っていて、スコータイ朝に花開いたタイの仏教文化を鮮やかに感じることができます。中央の仏塔のハスのつぼみの形は、スコータイ時代を象徴する意匠としても知られています。 ワット・シーサワイ![]() 城壁内の南端に建つ寺院で、周囲の遺跡とは明らかに異なるクメール様式の塔を持つ寺院です。クメール帝国時代にヒンドゥー教寺院として建立されたものを仏教寺院にしたもので、スコータイの歴史を映す貴重な遺跡のひとつといえるでしょう。どこかアンコールワットを思わせる3基の塔のほか、境内のシヴァリンガなどにクメール帝国時代の面影を見ることができます。石像などは長く放置された時代に盗難にあってしまっていますが、一部は博物館に保存されています。 ダー・パー・デン堂クメール帝国時代の祠堂跡で、城壁内に建つ遺跡群の中でも異彩を放つ遺跡がこちらです。祠堂上部は崩落して失われていますが、スコータイ朝時代の建造物がレンガを積み上げて建造されているのに対し、この祠堂は大きなラテライトで造られ、荒々しい岩肌をさらしているのが特徴です。1950年代の発掘で、アンコールワットの様式に似たヒンドゥー教の神像が発見されたことから、12世紀には建てられていたのではないかと推察されています。 ラームカムヘン国立博物館![]() 城壁内に造られたミュージアムで、スコータイやその周辺で発掘された貴重な史料を保存・展示しています。クメール帝国時代の美術品や、タイ語で書かれた初めての石碑、スコータイ時代の特徴である遊行仏像などはぜひ見ておきましょう。ラームカムヘンは、スコータイ朝第3代の王で、在位は1279~1300年。王朝でもっとも偉大な業績を残した「大王」として知られています。 ワット・シー・チュム![]() 美しい曲線美、ほっそりとした体を持つスコータイ時代らしい仏像が必見です。仏像は高さ約15メートルと巨大なうえに、四方をモンドップという厚く高い壁に囲まれた本堂に納められているのも特徴的。内部に立って間近で見上げると、神秘的な迫力に圧倒されることでしょう。14世紀末に建造されたと伝わり、20世紀半ばに修復されました。城壁の外側、城壁より北西の方向に建っています。 ワット・プラ・パーイ・ルアン![]() ワット・マハタートに次いで重要な寺院とされています。ワット・シーサワイ、ター・パー・デン堂と並びクメール帝国時代に建造されたもので、こちらはその後仏教寺院に改修されました。3基あったという塔は現在1基を残すのみとなっていますが、表面に漆喰装飾を施したスコータイ期の特徴を見ることができます。城壁内、東部にあります。 ワット・トラパン・トン・ラーン![]() 城壁外東側エリアを代表する見どころです。四角形の本堂の壁にスコータイ期の仏教美術のなかでも最高傑作といわれたレリーフがあったことで知られていますが、現在はほとんどが欠落してしまっています。レプリカが国立博物館に展示されているので、合わせて見学するといいでしょう。四方の壁には、ブッダの説教や天女とともに降臨する図が描かれています。 スワンカローク博物館タイの焼物発祥の地、スワンカロークにある小さな博物館。スコータイの西方、スコータイとともに世界遺産に登録されたシーサッチャナーライの遺跡公園近くにあります。発掘された初期の窯の跡を保護するように建っていて、素朴な初期のスワンカローク焼や、窯の様子を知ることができます。周辺には、現代のスワンカローク焼やスコータイ朝時代の作品のレプリカを売るみやげ物店が数軒あり、遺跡巡りの記念品を探すことも可能です。 COLUMN 宋胡録焼美術や茶道の心得がある人なら、耳にしたことのある「宋胡録焼(すんころくやき)」。豊臣秀吉時代以前に朱印船貿易で日本に渡り、美術愛好家や茶人の垂涎の的となったことで知られる焼物です。宋胡録焼とはすなわスワンカローク焼のことで、スコータイ朝時代にラームカムヘン大王が中国の元から陶工を招いて作らせたのが始まりといわれています。最大の特徴は、中国やベトナムの陶磁器に見られるような青色の顔料を用いず、鉄分を多く含んだ顔料で下絵を付け、その上に釉薬をかけて焼いた独特の色合いです。顔料に用いる泥土の成分などによって仕上がりが大きく左右されること、16世紀以降は衰亡したことなどから世界的な注目を集め、スコータイ朝時代の遺跡の発掘が進んだ1960年代以降に復活を果たしています。タイの陶磁器の始祖でもあり、日本との縁も浅からぬ宋胡録焼。スコータイと周辺の遺跡観光の際には、ぜひ注目してみてください。 チェンマイ![]() 旅のヒント![]() タイ北部のゲートシティとして知られるチェンマイ。1894年にチャクリー朝に統合されるまで、タイ北部を600年間にわたって治めたランナータイ王国の首都として栄えた古都です。市街は濠と城壁に囲まれた旧市街と東側の新市街に分かれていて、観光エリアは広大。旅の醍醐味となる寺院巡りだけでも、膨大な時間が必要となります。効率的に巡るなら、エリアごとにしっかりとしたプランニングを心がけましょう。観光地だけに、タクシー、トゥトゥク、ソンテオ、サムロー、レンタサイクルなど移動の足は充実しています。 チェンマイ旧市街![]() ほぼ正方形を描く濠に囲まれたチェンマイの旧市街。今は人影もまばらなアユタヤなどの旧市街と異なり、こちらは現役の「市街地」としてにぎわっています。メインとなる入口は東側のターペー門。この付近にはレンタサイクルの店なども多く、観光のゲートともなるところです。旧市街最大の見どころは、やはりワット・プラシンとなるでしょう。1345年、5代目の王が父王の遺骨を納めるために建立した仏塔がもとになり、後に寺院となったものです。創建当時の建物は失われていますが、ランナータイ様式を始めさまざまな建築様式が見られる建造物群は北部タイの伝統芸術の極みといわれるもの。プラシン像を祀る礼拝堂には、北部タイの伝統的な生活様式を描いた壁画があり、こちらも必見となっています。 ワット・プラ・タート・ドイ・ステープ![]() 王国の聖地と崇められてきたドイ・ステープ山の山頂に、1383年にクーナ王が建立した寺院。標高1080メートルと見晴らしのいい場所に建つだけに、信者や観光客などいつも多くの人でにぎわっています。ナーク(蛇神)に守られた長い階段が続いていますが、現在はケーブルカーを利用して登頂することも可能です。チェンマイ市街を見守るように建つ高さ22メートルの黄金の仏塔をはじめ、色鮮やかな壁画や金の仏像など、華やかな仏教文化を堪能してください。 ナイトバザール![]() チェンマイ滞在中、夜の楽しみにぜひ訪れたいのがこの夜市です。営業時間はおおむね18時から23時くらいまで。新市街のチャン・クラン通りにあるナイトバザールビルを中心に数え切れないほどの露店や屋台が軒を連ね、歩くだけでも楽しい雰囲気を感じられます。売られているのは、おもにシルク製品や民芸品、山岳民族の衣装やアクセサリーなど。屋台やフードコートで夕食を取りながら、ゆっくりと回ってみてください。 メーサー・エレファント・キャンプ![]() チェンマイ北部の町・メーサーにある施設です。タイでは神の使いともいわれるゾウですが、なかでも北部タイの山岳民族であるカレン族は古くからゾウを調教し、ゾウとともに山の暮らしの伝統を守ってきた人々として知られています。ここは、そんな伝統を活かしたトレーニングキャンプで、ゾウによるコミカルなショーは必見です。一番人気のトレッキングは、ゾウの背中に揺られて周辺を30~60分歩くプログラム。勇気を出してチャレンジしてみては? ボーサン![]() チェンマイ近郊には、さまざまな少数民族の伝統文化や芸能が今に息づくスポットが多数点在しています。竹と紙を使った手作りの傘作りで知られるボーサンもそのひとつ。街道沿いに並ぶ工房では、骨組み作りから傘張り、彩色まで今も手作りで行う製作工程を見学できるほか、オリジナルの絵を描いてもらって世界にひとつのおみやげを買い求めることが可能です。毎年1月にはボーサン傘祭りが行われることでも有名です。 ドイ・インタノン国立公園![]() タイ北部では、山岳部の自然を徒歩で巡るトレッキングツアーが人気です。チェンマイからいけるエリアでは、豊かな自然が残るドイ・インタノン国立公園が代表的なスポット。標高2565メートルの最高峰インタノン山を中心にした1005平方キロメートルの公園で、うっそうとした緑と可憐な花々、点在する滝などが訪れる人を歓迎してくれます。園内にはカレン族やモン族の村が点在しています。チェンマイ発のツアーを利用すると便利です。 COLUMN タイ北部の山岳民族を訪ねて![]() タイ北部の山々には、独自の伝統文化と生活様式を守る少数民族の人々が数多く暮らしていることでも知られています。アカ族、リス族、カレン族、モン族、ラフ族、ヤオ族などが代表的で、それぞれに意匠を凝らした民族衣装や生活環境に合わせた独特の住居、生活習慣を持っています。チェンマイでは、こうした人々の村を訪ねるツアーが多数組まれていて、なかでもトレッキングツアーは欧米人旅行者などにも大変人気があります。また、より素朴な伝統を守る村を訪れたい場合は、近郊のチェンライやメーホーソーンまで行き、そこからツアーに参加するのも一案でしょう。道路事情の関係から、トレッキングツアーに参加するのは乾季(11~1月)がベストシーズンとなります。 東北地方(イサーン)旅のヒント![]() 「イサーン」と呼ばれるタイ東北部は、タイのなかでもひときわ素朴な風情が楽しめるエリアです。一帯には緑濃い森林やのどかな田園風景が広がり、歴史や文化面で強い影響を受けたラオスやカンボジアの雰囲気をも感じ取れるでしょう。都市間の移動はおもに長距離バスとなり、都市内や近距離の移動は市バスやトゥクトゥク、ソンテオなど。都市部ではタクシーも走っていますが、バンコクと違ってメーター制は少なく、交渉制となります。 ナコーン・ラチャシマー![]() イサーンの中心にしてタイ第3の都市です。設備の整ったホテルやイサーン各地への鉄道やバスが発着しているので、東北部へのゲートシティとして活用しましょう。市内は堀で囲まれている旧市街と西側に続く新市街に分かれていて、城壁の門の跡も4カ所残されています。また、クメール文化の出土品が展示されている国立博物館、10世紀に建てられたと伝わる郊外のクメール寺院跡など、かつてこの地を支配したクメール帝国の足跡をたどることができるでしょう。 ピマイ遺跡![]() タイ国内を代表するクメール遺跡で、11世紀後半にクメール帝国のスールヤバルマン1世の時代に建てられたといわれています。かつては厚い城壁で囲まれていた街全体が遺跡公園として保護されていて、今なお残る北、西、南の壮大な門、各種の像、中央祠堂など多くの見どころが点在しています。建築様式はアンコールワットに共通する部分が多く、規模も同様に壮大なものだったと考えられているなど歴史好きならぜひ訪れたいスポットといえるでしょう。一帯の遺跡から出土した美術品や仏像を展示する国立博物館も必見です。 スリン![]() これぞタイの田舎町というのどかなスリンですが、年に一度開催される象祭りはタイを代表するイベントとして有名です。これは、スリン近郊に住むクイ族の人々が昔からゾウの調教に秀でていたことにちなんで1960年に始まったもの。11月中旬の2日間、タイ全土から数百頭ものゾウが集い、サッカーや綱引きなど多数のユニークなイベントが開催されます。また、郊外には、パノムルン遺跡やシルクや銀製品、木製家具などを作る村も点在しています。 パノムルン遺跡![]() ピマイ遺跡、カンボジア国境にあるカオ・プラ・ビーハン遺跡と並ぶタイ屈指のクメール遺跡にして、イサーン地方の代表的な見どころです。スリン郊外にあるので、ここを拠点に観光すると便利でしょう。「パノム」とはクメール語で「丘」の意味で、その名の通り小高い丘の上に建っています。アンコールワット同様に12世紀頃に建造されたといわれ、丘の麓には同じくクメールのムアンタム遺跡も残っています。一帯は遺跡公園に指定されています。 プーケット島![]() 旅のヒント![]() タイ南部、マレー半島の西岸にあるプーケット島は、タイを代表するリゾートアイランドとして世界的に知られています。島は南北50キロメートル、東西20キロメートルと大きく、ビーチは西海岸、最大の町であるプーケットタウンは東海岸と、見どころや滞在エリアは点在しています。まずは、旅の目的や趣向に合わせて、滞在エリアを吟味しましょう。島内の移動はプーケットタウンを拠点に運行されているソンテオ、効率よく使えるトゥクトゥクが便利です。 COLUMN プーケット島の人気ビーチ![]() 「アンダマン海の真珠」とも称され、美しい海が魅力のプーケット島。ビーチはおもに島の南西部に点在しています。波が穏やかでもっとも人気が高いのがパトンビーチ。ここから南側に岬を越えていくと、長期滞在者の多いカロンビーチ、南北2つの入り江に分かれて異なる表情を見せるカタビーチ、島の最南部に近いナイハンビーチと続いていきます。一方、パトンビーチの北側は喧騒とは無縁の静かな風景が広がっていて、カマラビーチ、スリンビーチ、ナイトンビーチと続き、さらに北上すると島内随一の美しさで知られ、ウミガメの産卵地域にもなっているマイカオビーチ、ナイヤンビーチなどがあります。いずれもパトンビーチからは日帰りもゆうに可能なので、毎日違う風景を探して探訪してみるのもおすすめです。 プロムテープ岬![]() 島の最南端にある岬で、プーケット島が浮かぶアンダマン海と周辺の島々が美しく見渡せるビュースポットとして知られています。天気のいい昼間は海と島々の緑のコントラストがすばらしく、夕方は一帯を赤く染めて沈んでいく夕日が格別です。周辺のビーチで遊んだ後に立ち寄るのもいいでしょう。岬には仏教寺院、海の安全を祈願する像が建っています。 プーケットタウン![]() 島の行政と経済の中心地で、観光客中心のビーチエリアとは違う地元の人々の生活が垣間見られるエリアです。町の歴史は、19世紀に中国とインドを結ぶ海上交易の拠点として栄えたことに始まります。現在は大型ショッピングセンターがある一方で、裏通りにはかつてポルトガル人などが住んだコロニアル様式の洋館なども残っていて、のんびりとした散策も楽しめるでしょう。 プーケットファンタシー![]() カマラ・ビーチにある観光客向けの巨大なテーマパークです。園内ではタイの伝統芸能や文化などを伝えるパレードやショーが行われているほか、4000人を収容する巨大なビュッフェスタイルのレストラン、ハヌマンの洞窟などアドラクション施設も充実。最大の見ものは、ラスベガススタイルを取り入れた華やかなショーで、タイの伝統舞踊に空中アクロバット、マジック、ゾウやトラのショーなどを組み込んだ華やかな世界が堪能できます。 COLUMUN リゾートスパで極上のひとときを![]() タイ有数のリゾートとして知られるプーケットでは、さまざまなスパやマッサージも人気体験のひとつになっています。高級ホテル内にあるものから一軒家スタイルまで種類はさまざまですが、その多くがビーチリゾートならではの開放感にこだわっているのが特徴。湾を見下ろすオープンエアのトリートメントルームでくつろげるものや、オンザビーチで行われるもの、豊かな緑の中に建つ東屋で行われるものなど、いずでもバンコクではまず味わえない至極の環境といえるでしょう。サロンごとに趣向を凝らしたメニューを用意しているので、滞在中に何軒かハシゴしてみるのも贅沢。マリンスポーツで疲れた体と肌をしっかりとリセットしてから帰国するのもおすすめです。 COLUMN ひと足伸ばしてクラビ&ピピ島へ![]() リゾート気分を満喫したら、大自然が息づくスポットへ足を伸ばしてみる体験はいかがでしょうか。プーケットから船で1時間または車で約3時間、バンコクから国内線も運航しているのがクラビです。石灰質の山々が風波で侵食されてできた変化のある地形に、無人島や美しいビーチ、洞窟、温泉などが点在しているほか、ボートでしかアクセスできない陸の孤島にあるビーチなどもあって見どころは豊富。滞在してのんびり楽しむのもおすすめです。一方のピピ島は、プーケットの沖45キロメートルに浮かぶ2つの島。小さなほうのピピ・レ島は映画『ザ・ビーチ』のロケ地として脚光を浴びた無人島です。プーケットからは船で約45分~1時間45分、マリンアクティビティーを含めた日帰りツアーも多数催行されています。 サムイ島![]() 旅のヒント![]() 南北25キロメートル、タイ国内では3番目に大きな島として知られるサムイ島は、プーケット島とはマレー半島を挟んで反対側のタイ湾に浮かぶ島。近年はプーケットに次ぐ有数のリゾートアイランドとして人気ですが、島全体が緑で覆われ、町もリゾートも静かな雰囲気。滞在エリアとなるビーチは、島の北部から東部にかけて点在しています。移動にはソンテオやタクシーを使うことになりますが、南部にまで足を伸ばすならレンタカーを使うのも一案でしょう。 ビッグ・ブッダ![]() 島の北東部にある小さなフアン島に建立された黄金の仏像でで、サムイ本島からは陸続きになっています。仏像は高さ15メートル以上あり、サムイ島を見守るように鎮座しています。周囲は回廊になっていて、サムイ島のほかパンガン島なども美しく眺められるでしょう。 サムイ・モンキー・シアター![]() 島内にいくつかある観光客向けのアトラクション施設のひとつです。タイ南部では、樹上になるココナッツの実を収穫する際に、人間に代わって木登りが上手なサルたちが活躍してきました。ここでは、そんなサルのココナッツ落としやギター弾きなどかわいらしい芸を見ることができます。記念撮影もばっちりで、家族連れなどにおすすめです。 COLUMN サムイ島の人気ビーチ![]() にぎわいの中心は、東海岸にあるチャウエン・ビーチです。全面遠浅の穏やかな海岸なので、ファミリーでも安心して遊べるでしょう。2番目に人気なのはさらに南下したラマイ・ビーチですが、ここはバンガローなどに長期滞在する人が多いことで知られています。プライベート感覚を重視する滞在なら、北東端に近いチョーン・モン・ビーチなどもおすすめです。サムイ島には、ここを始め切り立った崖で周囲と遮断された隠れ家的なビーチがいくつかあり、崖上に建つ高級ホテルに滞在しながらプライベート感覚で静かな時間を過ごすというスタイルも人気となっています。 グルメとかく「辛い!」というイメージが先行しがちなタイ料理ですが、実際は甘味や酸味、豊富なスパイスとの組み合わせを重視する多彩な味わいが特徴です。辛味についても、何種類ものトウガラシを料理によって使い分けるなど、奥深い世界が広がっているといっていいでしょう。マイルドな宮廷料理、刺激的な庶民派料理、各地に伝わる地方料理など、それぞれの味を楽しんでみましょう。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 特産品・おみやげ海外旅行でのショッピングは欧米のブランド物が中心という人でも、ここでは「メイド・イン・タイ」の品々に夢中になってしまう…。タイは、そんなオリジナリティあふれるショッピングが楽しめる国といえるでしょう。クラフトの国といわれるほど豊富な手工芸品から、現代的なファッション雑貨まで、自由自在に買物を満喫してください。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 国内交通
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