1. ホーム

ASEAN観光フェア(カンボジア編)

ASEAN観光フェア(カンボジア編)

ASEAN観光フェア(カンボジア編)

2009年10月28日

日本アセアンセンターでは毎年、ASEAN諸国から伝統芸能・伝統工芸の専門家を招へいし、ASEAN観光フェアを開催しています。2009年は新潟県新潟市の伊勢丹百貨店で行いました。

本年はカンボジアの伝統舞踊家2名と伝統工芸家1名を招へいしました。

伝統舞踊では、孔雀(ピーコック)のダンスとソバン・マチャーというカンボジア版「ラーマーヤナ」物語のエピソードを演じました。
カンボジアで孔雀は幸福の象徴と言われています。孔雀のダンスは宝石の資源に恵まれたカンボジアのパイリンという地域でお正月など特別な行事に踊られることから幸福と繁栄をもたらす舞だと言われています。
孔雀そっくりに見えるように大きな羽を背中からつけて踊りますが、この羽がかなり重く、華奢で小柄な女性のダンサーがこれをつけて軽やかに舞う様子は素晴らしかったです。

カンボジアの銀細工は技巧は11世紀くらいから、すでに高い水準に達していたと言われています。王族や貴族が儀式、葬礼、宗教儀式の際に調度品として銀細工を使用しました。
現在ではアンコールワットやアンコールトム、またアンコールワットに施されているレリーフなどを模した銀細工の装飾品などがお土産としても人気があります。
全ての作品が細かい手作業となるため、カンボジアの銀細工は海外でも高い評価をうけています。

(written by 観光交流部)