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ワットゥニヨム観光交流部長及びモエ チャイ貿易投資部長による埼玉大学での出張講義

 

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ワットゥニヨム観光交流部長(左)及びモウチェ貿易投資部長(右)による出張講義の様子

 

 日本アセアンセンターのワットゥニヨム・ドゥアンマラー(Vathouniyom Douangmala)観光交流部長及びアウン モエ チャイ(Aung Moe Chai)貿易投資部長は、それぞれ2017年4月27日及び5月11日に埼玉大学にて出張講義を行いました。同講義は、センターが埼玉大学からの要請を受け、過去数年に亘り実施しているものです。今回実施した講義には、それぞれ約50名の学生が参加しました。

 「Integrating ASEAN Diversity: Towards Prosperous ASEAN Community (ASEANの多様性統合:ASEAN共同体の繁栄に向けて)」と題する講義の中で、ワットゥニヨム部長はASEAN諸国の多様性やASEAN統合の現状について説明した後、センターの日本・ASEAN間の観光及び人物交流促進に係る取り組みについて紹介しました。また、自身の母国であるラオス人民民主共和国の魅力についても紹介しました。

他方、モエ チャイ部長は「Regional Economic Integration & Japan–Myanmar Economic Cooperation(地域経済統合と日本・ミャンマー間の経済協力)」と題し、講演を行いました。モエ チャイ部長は地域経済統合の歴史と形態について解説し、ASEANがどのような形で地域経済に統合されているかについて説明しました。更に、ミャンマー政府の担当官として、多数の政府開発援助(ODA)事業に携わってきた経験を基に、ミャンマーと日本の経済面における協力関係の歴史と両国の結びつきの深さについても紹介しました。

学生からは両部長に対し、授業後に提出されたレポートにて洞察に富んだコメントが多く寄せられており、両部長は学生のASEAN全体及び両出身国に対する理解促進に貢献できたようです。大学での出張講義は、若い世代のASEANに対する関心を喚起する良い機会であり、センターでは同取り組みを継続・強化していく所存です。