CLMVサポートプログラム：ウェビナー「ベトナムとの新たなビジネス機会の創出」開催のご案内

日本アセアンセンターでは、ASEAN地域における後発4カ国であるCLMV（カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム）諸国に対する輸出能力強化事業に、2016年度より取り組んでいます。本事業では、現地で行う人材育成プログラムに加え、CLMV諸国の利点を活かした製品・サービスを日本の皆様に紹介する輸入促進セミナーも開催しています。

今回、CLMV諸国の中で特にベトナムに焦点をあて、「ベトナムとの新たなビジネス機会の創出」と題したウェビナーを7月16日（金）に開催します。

ベトナムは以前からその経済成長に注目されており、2020年以降も堅調な伸びが続くと予想されていました。新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、内外需要の低迷による輸出入の減少等で、2020年の実質GDP成長率は前年の7.0％から2.9％へと大きく減速しました。しかし世界銀行の見通しでは、2021年には6.6％へと大幅に改善すると言われています。

このような背景のもと、日本アセアンセンターでは新たな貿易形態を通じたベトナムからの輸出拡大を促進しています。NEM (Non-Equity Mode)と呼ばれる契約に基づき取引を行う非出資型国際生産および同形態による貿易で、現在新たなビジネス機会を創出するものとして、世界的トレンドとなっています。この貿易形態は、グローバル・バリュー・チェーンと結びつくことにより、雇用の拡大とベトナム企業の価値向上、さらにはベトナム経済成長の発展を後押しするものと期待されています。

ベトナムでは多様なNEM形態ビジネス（業務委託、契約農業、フランチャイズイング、ライセンス契約等）があり、今後の日本とのビジネスにどう活用するかが重要となってきます。日本アセアンセンターでは、帝京大学経済学部 苅込俊二准教授をお招きし、ベトナムとの新たなビジネス機会についてお話いただきます。皆様のご参加をお待ちしております。