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<事業報告>日本アセアンセンター事業統括長が埼玉大学で出張講義を実施

ワットゥニヨム事業統括長(左)及びモウチェ事業統括長(右)による出張講義の様子

日本アセアンセンターのワットゥニヨム・ドゥアンマラー(Vathouniyom Douangmala)事業統括長(キャパシティ・ビルディング並びに観光・交流担当)及びモウチェ(Aung Moe Chai)事業統括長(調査・政策分析並びに貿易・投資担当)は、それぞれ2019年4月25日及び5月9日に埼玉大学にて出張講義を行いました。同講義は、センターが埼玉大学からの要請を受け、過去数年に亘り実施しているものであり、両事業統括長による講義は昨年に続き、今回が3回目です。今回の講義にはそれぞれ約35名の学生が参加しました。

ワットゥニヨム事業統括長は、「ASEAN-Japan Friendship and Cooperation: Shared Vision, Shared Identity, Shared Future(日ASEAN間の友好・協力:共有されたビジョン・アイデンティティ・未来)」と題する講義にて、ASEAN加盟国の多様性、ASEAN経済共同体、「ASEAN観光戦略計画2016-2025」や日本とASEANとの歩みについて説明しました。またセンターの日本・ASEAN間の観光及び人物交流促進に係る取り組みや、自身の母国であるラオス人民民主共和国の魅力についても紹介しました。更に、5月から6月にかけて、ASEAN諸国をテーマとしたお祭りが東京周辺で数多く実施されることについても情報提供をしました。

他方、モウチェ事業統括長は「Myanmar: the Last Frontier and the Land of Wonders(ミャンマー:ラスト・フロンティア & ランド・オブ・ワンダー)」と題して講義を行いました。冒頭、モウチェ部長は海外直接投資(FDI)の種類や重要性に関する全般的な説明を行い、発展途上国における輸出の意義と輸出品目の変遷について解説しました。続けて、母国ミャンマーの経済発展において日本からのFDIが果たしてきた切要な役割と、同国経済がどのような変化を見せてきたかについて、近年におけるミャンマーへの対内FDI及び輸出統計を用いて説明しました。また、「ランド・オブ・ワンダー(魅惑の地)」とも呼ばれるミャンマーの観光の魅力について、観光が国の発展において重要な産業分野であることに言及しつつ、紹介をしました。