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<事業報告>ASEAN共通技能基準(ASEAN Common Competency Standard)に伴うスパ施術者の技術向上研修 (カンボジア)

日本アセアンセンターとカンボジア王国観光省は、ASEAN共通技能基準(ASEAN Common Competency Standard)に伴うスパ施術者の技術向上研修を共催しました。カンボジアはスパ専門職のASEAN共通技能基準(ACCSSP)の調整担当国で、本事業が同国で初の政府主催によるスパ施術者を対象とした研修です。20日間にわたるプログラムにはプノンペンの14のスパ施設から、43名が参加しました。カンボジア現地の専門家からは、スパ業界に関わる観光やホスピタリティ、生体構造、生理学、スパ製品やマッサージ技術等の、実務に役立つ課目に重点を置いた研修が実施されました。また日本人専門家からは、トラベル&スパジャーナリストによる日本人スパ利用者の特徴について、そしてスパウェルネス協会の認定講師による日本のスパ施設でのおもてなしについての講義があり、日本人旅行者の受け入れの際のサービス向上を目的としました。

参加者の理解とスキルを審査するため、研修最後に2日間の評価テストが実施された結果、全参加者に対してカンボジア観光省から技能証明書が授与されました。

また、本事業ではスパ施設でのクライアントとのコミュニケーションの補助に活用できる、指差し会話のツールキットが作成され、参加者に配布されました。

日 時:2021年11月22日~12月17日(20日間)
参加者人数:43名 
共催:日本アセアンセンター、カンボジア王国観光省
開催地:プノンペン(カンボジア)、オンライン

株講義での専門家と参加者
日本人観光客のニーズについてのオンライン講義

日本式ホスピタリティについてのオンライン講義

実 習

閉会式でのカンボジア観光省と参加者